今日は、今年一番嬉しい日になりました!
長男(年長、春から小1)が、本日!ついに!!
逆上がりできるようになりました~!!!!!
今日までの道のりは決して平坦ではありませんでした・・・
うちの息子は、保育園内で放課後行なわれるスポーツクラブに入っています。
そこでは鉄棒、なわとび、跳び箱etc. 身体と心を鍛えようぜ、というコンセプトで取り組まれています。
年中も終わりの12月頃、息子が急に「やりたい!」と。
うちの長男は、知っている人はよく分かるんですが、性格が結構の~んびりしています。
だから、俊敏な動きが出来ない?しない?かよく分かりませんが、ポヨポヨしてるんですね。動きが。(←どんな表現や!?)
そんなこともあって、スポーツクラブに入って、ちょっとはスポーツも出来るようになってくれれば、ってことで、習い始めました。
跳び箱や、側転など、他の子よりは劣るものの、何とか食らいついて頑張る息子をほほえましく、そして少し逞しく、見てきました。
最初につまずいたのは縄跳び。
前跳びを50回できると、後ろ跳びへ進めるんですが、ついに自分だけが前跳びクラスに残ってしまったようなんです。
そこから「練習する」と言い出しました。
当然、外に行ってやろう、と私は言うのですが、面倒だから家の中でやると。
そらあかん!と言ったんですが、私が見ていない時も常に練習できるほうが上達も早いかと思い、渋々家中練習を了承・・・
そこから、毎日毎日、どんすか、ドンスカ始まりました。
うちは3階なので、2階の私の仕事部屋に、響くんです!
家、壊れる・・・
たまに見に行くと、次男も一緒に横でドンドン、嫁が見本を見せるために、ドンドン!
パパもやってとか言われて、私もどんどん!
多分、床にヒビ入っていると思います・・・
でも、そんな練習の甲斐あって、無事前跳び50回を達成し、あれよあれよという間に、後ろ跳びもできるようになりました!
今は、アヤ跳びに挑戦中!
成長を見せてくれました。
そしてようやく本題。
今年の2月に入り、卒園が見えてきた頃、嫁が「逆上がりできないの、クラブの中ではうちだけになってしまったよ」
うそ~!!!ってことで、息子に聞きました。やりたいかと。
「スポーツクラブが終わるまでに出来るようになりたい!」
そらそうやわな。
よし!練習や!!!ってことで、ここから練習の日々が始まりました。
朝。いつもより30分早く起きて、近くの公園へ。
初めて間近で見る、息子の逆上がり。
全然、おしりが上がってない・・・
これは長い道のりやぞ、と感じました。
私「よし、まずはパパがやって見せるから、おしりが上がっているのをよく見とけよ!」
いざ!
!!!!出来ない!!!!!
うそやろ!何回やってもできません(泣)
固まる息子&私。
私「まーええんや、パパは。お前の練習来てるんやから。」という言葉に、もはや父親の威厳などありません(泣)
その夜、仕事が終わって、一人公園へ。
練習しましたよ。私。
だって、自分が出来ないのに、どう教えてよいのか、分かりませんもん!
無事、3・4回やればできるようになり、もう今は高めの鉄棒でもできるようになりました。
ふー!
ようはコツなんですよ、コツ!(←急に得意げ!)
そして、息子への特訓の日々は続きます。
1週間くらい経過した頃、「今日は練習いかない」と言い出しました。
やっぱ心が折れてきたか。
気持ちは分かります。
実は、私も小学校の頃、出来ないのが悔しくて、毎日親父と練習していました。
何ヶ月もかかった記憶があります。
何度も何度も心が折れました。
でも、親父は諦めませんでした。
何度も怒られました。
その度に涙を流しました。
そうやって、その先に成功があったことを、私は知っています。
だから、息子にも、それを味わせてやりたい!
とはいえ、まだ保育園児。
たまには休憩の日も作ったほうがいいと思い、無理をあまりしないように心がけました。
そんなこんなで、スポーツクラブ最終日前日。
いつものように、練習を始めました。
・・・全然ダメ・・・
というか、今までで一番だめでした。
明日はついに最後の日だというのに。
めちゃくちゃ怒りました。
出来ないことにではなく、気持ちが全然入っていないことに。
息子は泣きながら鉄棒に向かいました。
握力が無くなってきて、何度も落ちて、腕やおしりを地面に打ちつけ、その都度泣きました。
その姿を見て、自分の子供の頃の姿と重ね合わせ、必死で涙をこらえました。
日も暮れ、タイムオーバー。
心も身体もズタボロで帰宅。
私の中で、最終日の成功は、諦めてしまってました。
そして、本日が最終日。
嫁と次男と3人で、見に行きました。
息子はいつもと変わらず、メニューをこなしています。
そして、いよいよ鉄棒に。
出来ないのは分かっています。
でも、泣き崩れてしまったりしないだろうか、そんな心配ばかりが頭をよぎります。
1回目。
お!いつもより、ちょっとおしりが上がっているような。
2回目。
やっぱりいつも通り。・・・やっぱりか。
3回目。
足とおしりが高く上がる!
おおっ!と思わず先生も声を上げる!
なんか出来そう・・・!
4回目。
さらに惜しい感じです!!!
そして、5回目。
太ももが鉄棒にかかり・・・・くるっと回った!!!!
うぉーーーー!!!!!
思わず声を上げてしまいました。
嫁と顔を見合わせる!
先生も、そして他の保護者の方も喜んでいます!!!
本人に目をやると・・・・
なぜか鉄棒に、猿のようにぶら下がる!?
先生「おお!どうした、どうした?」
そんな声をかけるくらい、壊れてました。ようは嬉しくて!
その後、目をつぶり、大きく上を見上げる息子。
涙をこらえてるんです。
その姿が、もう本当に・・・感動的でした!
クラブが終わり、一目散に私のところに駆けてきて、飛びついてきました。
「最後の最後に出来た!!!」
父親として、こんなに嬉しいことってありますか!?
最高です!今日は本当に最高でした!!!
スポーツクラブ、そして最後まで諦めず教えてくださった先生!
本当にありがとうございました!
諦めないことの尊さ、悔しい思いを乗り越える強さ、皆に祝福される幸せ、色んなものをスポーツクラブに、そして鉄棒に教えてもらったと思います。
息子よ、この感動を忘れるなよ。
そして、またいつか自分の息子に、諦めないことを教えてほしいと思います。
長すぎるブログにお付き合いいただき、ありがとうございました。
熱くなりすぎてしまいました~!!!