●リスクオンとリスクオフ。日本円が買われるのはどっち?
こんばんは、鳥居万友美です。
お盆休みでのんびり過ごされた方も多いと思いますが、マーケットは慌ただしかったですねー
トランプ大統領が対中関税の一部延期を発表し、そのポジティブな報道を受け、ドル円は105.07から106.97へと急伸。
ところが、債券市場で長期金利の急低下により長期金利である10年債の金利と短期金利である2年債の金利がついに逆転。
「逆イールド」と呼ばれる現象が発生して、NYダウは800ドル安と今年最大の下落。ドル円も再び105円台へ。
アルゼンチンペソの急落もありましたね
アルゼンチン資産が急落、ペソ最安値-大統領予備選の結果に衝撃
(ブルームバーグ)
このようなマーケット関連のニュースの中でよく出てくるのが、「リスクオン」「リスクオフ」という言葉。
たとえば、逆イールド現象でNYダウが暴落した時などは、「マーケットはリスク回避ムードですね」とか、「市場はリスクオフの動きですね。」などというカンジでつかわれます。
リスクオン と リスクオフ。
FX初心者の方には何のことかわからないと思います。
(私は初心者の頃、さっぱりわかりませんでした)
リスクオンというのは、
リスクが高い資産への投資を増やすことをいいます。
多少リスクを取ってでもリターンを追求する積極的な攻めの姿勢といえば
わかりやすいかな。
・リスクオンの時に資金が集まりやすいもの
新興国の高金利通貨、株式、コモディティーなど
逆にリスクオフというのは、リスクを取らずより安全なものに投資することをいいます。
・リスクオフの時に資金が集まりやすいもの
金・日本円・債券など
経済の見通しが悪くなってくると、投資家はより安全なところに資産を移そうとするので、金や日本円が買われます。
そうすると、金価格は上昇し、円高になるわけですね。
世界的にみると、日本の円は、とっても安全な資産と考えられているんです
取引の判断はチャートで行なうので、経済通になる必要はありません。
初心者の方は、とりあえず、
リスクオフになったら円が買われるから、円高になる
と覚えておけばOKです。
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