鳥居 祐一オフィシャル ブログ「賢者との出逢いと交流」 Powered by Ameba
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世界一のギターメーカーのフジゲン 横内 祐一郎 会長にお会いしました。昭和2年長野県生まれの御年83歳。約10年間 家業の農業に従事後、32歳で富士弦楽器製造を創業。

当時はビートルズがブームで、NYで売れれば世界中で売れると思い単身渡米。しかし語学の壁に阻まれ、英語を全く話せないためアポすら取れない。創業仲間からの「ギターが売れるまで帰ってこなくていい」の叱咤激励に、弱音を吐くこともできず、異国の地で絶望の日々を送る。

3ヶ月たっても商談ゼロでおカネもそろそろ底をつき始めたある日、セントラルパークで途方に暮れていた。そんな状況の中、ある白髪の紳士が自分に声を掛けてくれ、困った自分の境遇を話した。

するとその紳士は自分の家に招いてくれ、彼の家族が2週間の英語猛特訓を実施してくれた。そのおかげでアポも次第にとれるようになり、苦労の末、初受注に成功。

やがて名前が徐々に知れ渡り、ジョージ・ベンソンら著名なギタリストも使い始めたこともあり、全米中で売れ始めた。
この時に受けた情恩を忘れず、人間中心の独自の経営観を確立。ここから同社の快進撃がスタートし、創業26年で世界一のギター会社の地位を不動のものとした。

会長とお話して感心するのはその気配り。名刺交換した時も『私と同じ名前だね。仲良くしよう!』と満面の笑顔で初対面から気さくにお話いただいた。会長のマインドを学ぶ2日間の研修合宿だったが、顔を見るたびに 鳥居さん 鳥居さん と声をかけてくれ会長の方から話しかけてくれた。

名前を呼ばれるって嬉しいですね。私は名前を覚えるのが、超苦手で深く反省させられた(笑)。横内会長、色々なことを学ばせて頂き有難うございました!