006 今日も大磯からお届けしています。昨日に引き続き、ジェームスの魅力についてお伝えします。まずはじめにお伝えしたいのは、ジェームスは気配りの達人であるということ。

セミナーはなんと朝9:00から深夜の3:00AMまで続く。その大部分を一人で進行して、講演・通訳・ファシリテートなど彼は一人で何役もこなしている。その他、歌ったり、踊ったり、ピアノを演奏したり・・・これだけの長時間をしかも7日間も行う。まるでスーパーマンだ(笑)。この体力だけでも驚くべきレベルだと感心。相当疲れているだろうに、ワークなど合間にはステージから降りてきて、私に色々と話しかけてくれる。

003 ランチも二人でバックヤードの講師控室でとり、お揃いの ゼブラ T シャツを着て談笑した(写真)。
ジェームスは私と話すときはすべて英語。日本語もかなり流ちょうだが、英語はそれ以上。アメリカ人だから当たり前と思わないでほしい。ロイスいわく、ジェームスは5年ほど前は日本語ばかりしゃべり過ぎて、英語のリズムが悪くなりかけたという。しゃべりは普通のアメリカ人だった(笑)。それに、かなり早口だ。集中して聴かないと聞き逃してしまうほど(笑)。とにかく頭の回転が恐ろしいほど速いのだ!話の内容は、金融や経済、特許などの法律、日本文化や歴史・旅・など幅広い。

007 ここで感じるのはその知識の広さと深さ。『なんでそんなこと知っているの?』という博学ぶり。ロイスいわく、ジェームスは human being ではなく human thinking というくらい常に考えているという。写真は左からロイス・私・グレッグ・ジェームス。

そして時折、私に質問をしながら話を展開していく。『ディビッド、サブプライムローンが起きた原因は何か分かるかい?』(注:私のアメリカンネームは David といいます)。彼はこのように唐突に聞いてくる。私が『なんだい?』と聞くと、彼はどのエコノミストも発表したことのない独自の見解を披露してくれる。その知識の深さは驚くべきレベルだ。

旅の話で興味深かったのは、アフリカのサファリ旅行。世界中を旅したジェームスであるが、アフリカは特に魅力的という。私も自然と野生動物が好きなので、この話に聞き入っていた。南アフリカのサビサビというゲームパークが素晴らしいとか、ビクトリアフォールズは凄いとか、気球に乗ってヌーの大移動を見た感動話とか、普通では聞けない話ばかり・・・。
002 あの人懐っこい笑顔で無邪気にしゃべってくれたのが嬉しかった。またPCを前に面白い動画やサイトを見せてくれたり、新刊の原稿の Introduction を読ませてくれたりなど、格別な計らいをしてくれた。

私は今回、講師席で聴かせていただいたが、時折、海外から来たゲストの通訳もしながら楽しませてもらった。世界のマスターマインドとの会話は、私のインスピレーションとイマジネーションをより強化してくれ、とても価値のある3日間であった。こういう機会をいただいたジェームスとロイスおよび主宰会社であるトゥルーノース社の関係者には心からお礼を申し上げたい。