先日、あるテレビ番組で銀座のクラブのドキュメンタリーをやっていました。実は正直申しまして、私も一時期、癒しを求めてクラブに通っていた事があったので、とても興味深く見ていました(笑)。

銀座のクラブというところは不思議な場所で、座っただけでお酒を飲んでも飲まなくても2~3万は取られます。調子に乗ってボトルを入れると10万くらいはすぐにかかり、会計の詳細はママでないと分かりません(笑)。

ではどんなサービスがあるかというと、これがハッキリ言って大した事はありません。

水割りを作ってくれる(当たり前かな!?)、タバコをくわえたらすぐに火をつけてくれる、トイレに行ったらおしぼりを出してくれる、「さぁすがぁ~」とか言って良い気分にしてくれる・・・・・等々。これで2~3万は高いよねぇ~?!

確かに聞き上手な人でないと務まらないから、そりゃ10代のキャバクラ嬢とは接客レベルが違います。素敵なドレスを着た魅力的な美人がオモテなしをしてくれます。たしかに楽しい魔法の数時間を体験出来ますが、その魔法もほろ酔い気分も会計をする時に一気に覚めます(笑)。
 
ところでなぜそんな高級クラブの経営がやっていけるのか不思議ではありませんか?ちょっと冷静になれば、これほど馬鹿げた浪費はありません。コストパフォーマンスを考えたら、家族とか友人と素敵なフランス料理でも食べた方が、よほど安いし満足するでしょう。
まぁ<銀座で飲んでいる>というステイタスが、客の自己満足を満たしているのかもしれません。
 
このクラブというシステムは、世界中でも日本でしか見られない特異なビジネスモデルです。法人天国日本の歪んだ税制が生んだ、商売とも言えるかも知れません