ロッコー・メディエイト

今年のＵＳオープンはプレーオフの末、タイガーが トリプルグランドスラム を達成したが、２つの点で楽しめた。

一つは何度かプレーしたことのあるトーリーパインズが舞台だったこと。

もう一つはプレーオフの相手が、ファンであるロッコー・メディエイト選手だったことです。

ロッコーと初めて会ったのは確か１９９９年の２月、ＬＡオープンの舞台である リビエラカントリー の練習場でした。

その前月にフェニックス・オープンに勝っていたので私から『おめでとう！』と声をかけたところ、本当に気さくに色々とお話をしてくれました。

もっとも練習日の水曜日だったので人も少なく、ファンと気軽に話せる環境でした。

その翌年１２月に地元ニューポートビーチにある ペリカンヒルズＧＣ でＰＧＡの レギュラーツアーＶＳ シニア ＶＳ LPGA のマッチプレーという変わったトーナメントがありました。

お目当ては 二クラウス と ワトソン のゴールデンコンビでしたが、大好きな フレッド・カプルズ と同じ組に回っていたのがロッコー。この時もギャラリーはほとんどいなかったので、一緒の組について回っていました。

このトーナメントはどちらかというとエキシビジョンに近いので、和やかな雰囲気で選手たちもギャラリーと楽しく会話を楽しみながらプレーをしていた感じです。

その時もまた彼の気さくな人柄に触れ、どちらかというと無愛想なカプルズよりもファンになってしまいました。ちなみに二クラウスとワトソンの二人にも握手をしましたが、ワトソンは人懐っこくサインも気軽にくれたのに対し、二クラウスはあまり笑顔がなかった記憶があります。残念なことにこの時の写真はどこかに消えてしまいました。

今回、同年代のロッコーがタイガーとガップリ４つに組んだここ１０年で最高の試合に大変感動しました。

飛距離で４０ヤードも違う圧倒的に不利な条件の中、タイガーと互角に以上に戦ったのだから快挙といえるだろう。

『タイガーの精神力は信じられない。彼はチャンピオンに相応しいゴルファーだ。自分は最高のゴルフをしたので大満足です。』試合後のインタビューを聞いてロッコーの素晴らしさを改めて認識しました。