今日は感動の映画PART 2 を紹介します。
ビリー・クリスタル監督の 61* です。

ベーブ・ルースの年間HR記録60本を破ったNYヤンキーズのロジャー・マリス の実話で、全米でも大ヒットしました。 マリスは人格者ながら、性格が真面目で地味だった。ファンからは常に人気者で名選手のミッキー・マントルと比較され、悪役のレッテルを貼られ悲劇のヒーローとなってしまう。
 


そのマリスが、ヤンキースの英雄であるべーブ・ルースの神聖化された記録に挑戦することが不幸の始まりであった。NYのファンはもちろん、記者やマスコミ、野球関係者すらその記録を破ることを許さなかった。いよいよ記録が近づくと、コミッショナーは「ルースは154試合で達成したのでマリスは試合数が154以下でないと正式な記録として認められない」と発表する。それが疑惑のアスタリスクとなり、以後40年間も正式な世界記録として認められていない。

もしマントルがこの記録にチャレンジしたとしたら、NY中が応援していたであろう。結局マリスは、様々な迫害・脅迫嫌がらせを受けながらも、遂に61本目を打ち記録を達成する。ストレスとプレッシャーから何度も辞めようと思いながらも、最愛の妻やチームメイトから励まされ、記録を達成した。その壮絶なストーリーは涙なくしては見れません! 

また、私は監督ラルフ・ハウクの人への思いやり、考え方・選手への接し方に感動しました。リーダーのあるべき姿、そして卓越したマネージメント能力を感じ、凄く勉強になりました。リーダーシップ・チームワーク・家族愛・プレッシャーや逆境との戦い方など成功法則が全て学べる、MUSTの1本です!

ロジャー・マリスは記録達成以降、プレッシャーに耐え切れず、成績も急速に衰えた。67年にトレードに出され、その翌年に引退。そして1985年に51歳という若さでこの世を去った。