OSK200811030059 御存知、小室哲哉さんが詐欺で逮捕されました。彼がプロデュースした作品の総売り上げ枚数は1億7000万枚。100億円を超える預金があったにもかかわらず、わずか10年で借金十数億円を抱える生活に転落。それでも、生活費は月に800万円で、事務所運営費も月に1200万円かかっていたとされる。

マスコミは1度味わった華やかな生活レベルを落とせなかったプライドが、逮捕の悲劇を引き起こしたと報じている。

最盛期は年収が20億あったといわれている小室さんでも、今では100万円のお金に困っているそうですが、考えてみたら不思議ですよね。100億といえば普通の感覚では使い切れないでしょうから・・・・。

しかしこれは決して珍しいことではないんです。ようは、当たり前ですが、お金はいくらあっても収入以上の支出があればなくなるということです。

世の中には信じられないかもしれませんが、年収1億の人でもたった100万円の貯金すらない人がいます。その一方で年収500万でも純資産1億円の人もいます。小室さんを見て(彼は極端な例ですが)、あらためてお金に対する知恵は必要だと思った次第です。

私たちはその人がいくら稼いでいるかによって『お金持ちかどうか?』を判断しがちです。しかしそれは正しくないということが、小室さんの例からも分かると思います。

アセットベース』つまり 『どれだけ純資産があるか』 が重要なのです。
純資産が多い人は、それだけ堅実に生活をしてきて、ファイナンシャルリテラシーがあると判断できるから、金融機関もそこを見るのです。

マスコミは今回の事件でやたら小室容疑者とスケープゴートにしているが、彼は10年前に一世を風靡した才能ある音楽家だ。その名前を尊重し、是非、この逆境をバネにもう一度復活してほしいと思います。