monarch beach. 2 今日は東京の不動産市場の展望についてコメントします。
今の東京は、バブル時よりも多くの新築マンションや商業ビルなどの再開発プロジェクトが盛んです。私が住んでいる東京・品川は高層マンションが乱立し、人口増加に伴う教育施設などのインフラが追いつかない事態になりつつあります。
バブル時は都内の地価が急騰し、その影響で横浜などの周辺衛星都市に波及する<玉突き現象>が起きましたが、今回は当時とは状況が違うと思います

日本には少子高齢化という構造的な問題がある以上、バブル時の狂乱地価現象は永遠に起きないでしょう。
しかし住宅地も勝ち組と負け組みがハッキリと別れ、東京都心部とその他の地域との格差が出ると思います。
ハッキリ言って都心部も供給過多の感は否めませんが、一方、地方都市はますます地価下落のリスクを負うこととなるのではないでしょうか?

若い人は、誰もが通勤地獄は嫌でしょうし、お年よりも便利な都心に住みたいでしょう。もちろん、空気の良い田舎で子供を育てたいと言うニーズもあるでしょうが、一般的に地方か都心かといえば、後者に人気が集まるのではないでしょうか?

地方では高コストの自家用車は不可欠ですが、都心では車がなくても生活が出来ます。
横浜や町田などの衛星都市の渋滞は狂気の沙汰といえる状態です。その点、都心は交通網が発達しているので自家用車はなくても生活できます。

果たして今後の不動産マーケットはどう動くか??