いも類講演会で学んだこと

 〜基腐病の克服編〜





先日、いも類講演会

(主催:一般財団法人いも類振興会、日本いも類研究会)

参加しました立ち上がる



大学の教授や育種に取り組む企業の方のお話で

正直ついていくのがやっと...

というくらいものすごく専門的なお話

刺激を受けましたびっくり‼︎



その中で特に印象的だった

農研機構の方のお話を

私なりにまとめてみようと思います電球





「サツマイモ基腐病の克服に向けて」

という演題でお話をしてくださったのは、

小林晃さん(農研機構 九州沖縄農業研究センター)。



農家を悩ませてきた 

基腐病の対策が着実に進んでいることを知りました。


 

鹿屋の土壌が全国のさつまいもを救う⁉


    

基腐病は、さつまいもの根やつるが腐ってしまう病気
発生すると収穫量が大幅に減少していまいます。



私が地域おこし協力隊として活動していた

鹿児島県鹿屋市でも発生し、

もどかしい思いをしていたのですが…



実は‼️鹿屋市の畑の一部が

農研機構の調査対象になっていたそうです‼️





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この調査によって、

✔ 病気に強い品種が選定され

✔ 新品種の開発が進んだとのこと。 



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鹿屋の土壌が、
全国のさつまいも農家を支える
研究のカギになっていたと知り、
何だか誇らしい気持ちになりました


 

基腐病に強い品種が判明!

調査の結果

こないしん や べにまさり が

基腐病に強いことが判明電球


さらに、

これらを他の品種と掛け合わせたことで

新品種の開発も進んだそう!





 

基腐病に強い新品種が誕生!

現在、すでに生産現場で活躍しているという

新品種はこちら!



べにひなた(2023年育成)

✔ べにはるか並みに収穫量が多い

✔ 芋の見た目が美しい

✔ 食感は ホクホク系

(高系<べにひなた<べにはるか)



こなみらい(2024年育成)

✔ 病気に強い品種同士を掛け合わせて誕生

✔ でん粉の質が良く、 こなみずき に似ている



みちしずく(2021年育成)

✔ でん粉の量が多い

コガネセンガンと焼酎の酒質が似ている




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この技術の進歩には驚きました…!

病気が収束しないなら、病気に強い品種を開発する」という、
まさに 
技術の結晶 ですね。



でも
…従来品種はどうなるの?