私は本欄の前回に「納得できないな シリーズそのニ」で、最近税金徴収組織のトップ、国税庁長官に就任した佐川宣寿氏が記者会見を拒否していることを取り上げ、「納得できないなぁ」と指摘した。

歴代長官は就任後必ず記者会見をして、国民・納税者に対し、納税の意味を訴えている。これは国民から税金を徴収している組織のトップとしては、ある種果たすべき当然の義務とも言えるだろう。

ところが、佐川さんは
「諸般の事情」
という全く訳のわからない理由で記者会見を拒み続けている。

こんなことでは納税最前線、税務署で混乱が起きるんではないか?と危惧していたら
今日8月26日の毎日新聞の投書欄に次ぎのような投書が掲載された。

私の心配は単なる杞憂ではない!
やはり同じ思いが国民・納税者の中に充満しているのではないか?

投書の一部を引用する。

タイトルは
「国税庁長官は就任会見を」(無職  清水 至 76  京都府京丹波町)

国税庁の佐川宣寿長官が「諸般の事情」を理由に就任会見を行わなかった対応について、自民党の石破茂元幹事長が批判した。
地方では「税金を払いたくない」ていう人が出てきたと述べ、納税を国民に要請する立場の人が一切公の場に姿を現さない姿勢に疑問を呈したのだ。私も納税者の一人として全く同感である。

佐川長官は財務省理財局長だった時、小学校開設を目指した森友学園への国有地払い下げ問題を巡る国会質疑で、「価格は適正」「記録は破棄した」などという答弁を繰り返し、交渉経過の説明と徹底した調査を拒否した人物である。

憲法は国民の三大義務として教育、勤労とともに納税を定めている。佐川長官の態度は国民の納税意識に大きな影響を与えるのではないか。

と、投書の主、清水さんは書いている。

私の危惧はピタリ当たっていた。

佐川長官は記者会見の席で「記録破棄」の問題を厳しく追及されるのを嫌がったんだろうな。

全く肝っ玉も何もないお役人だよねぇ。

あなたが長官でいる間は税金は払いたくないよ!

そういう納税者が続出しても不思議ではない。

さぁ、佐川長官、どうする?