長崎ハウステンポスを再生させたH.I.Sの澤田会長が鳥元にご来店! | 南国の日の丸レストラン

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起業を志す約30名の方々が、昨晩、鳥元の和室で、会食をされました。
13年間赤字の長崎ハウステンポスを1年で黒字化されたH.I.Sの澤田会長を
筆頭とする日本からの視察団でした。

私、若い頃より、マーケティング論「ランチェスター法則」の信奉者であり、
それが基本になっているカヤノ克巳さんの「弱者の戦略」をインドネシア語
に翻訳しました。

実は、澤田会長はランチェスター法則を使って、ビジネスを起業し、成功さ
れた方であり、この「弱者の戦略」の本にも登場されるので、原本と翻訳書
を記念に贈らせていただきました。先般もNHKのインタービューを拝聴して
いたので、はじめてお会いしたような気がしませんでした。会食が始まる前
に、講演というほどではないのですが、幹事さんから、「ちょっと、お話」をと
の要請がありましたので、僭越ながら、インドネシア事情と鳥元創業の頃の
話をさせていただきました。

また、澤田会長からは自著の「運をつかむ技術」という本を署名入りで頂戴
いたしました。その本の第六章の3は、「日本はどうなる?暗い話はそろそろ
やめよう/財政均衡よりたいせつなもの」というタイトルになっています。
この下りを、さきほど、さっと読ませていただいたのですが、「わが意を得たり」
でした。ハウステンポスも同じ状況だったということです。「クラーイ話ばかり
では、社員さんも意気消沈、そんなところへ観光に来る人はいない!」という
わけです。国会も、「明るい明日を語り、議論する場所であって欲しい」という
わけです。その通りだと思います。マスコミや識者はもとより、政治家でも、
「くらい話をしているほうが賢く思われる」と勘違いしているのじゃないかと思う
ほどです。

頂戴した本には、自筆で、「明るく元気に」と書いていただいてました。これが
私の仕事の原動力ですが、私の性格を咄嗟に見抜かれたのでしょうか?

最後の大型バスで鳥元を去られる時、私が贈った2冊の本を上に掲げて、頭
を下げて、挨拶されたのが、バスの窓越しに見えました。私も頂戴した本を上
に掲げて、深くご挨拶をしました。


以前、鳥元でお会いした戦後の名経営者の一人と言われるスズキ自動車の
鈴木修会長もそうでしたが、こういう方々ほど、頭が低いのですね。見習いたい
です。今朝は、とくにすがすがしいです。