AKB48の中心メンバー高城亜樹さん、仲川遥香さんが、インドネシアのJKT48へ留学! | 南国の日の丸レストラン

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思いのままに書いています

この二人の海外移籍に関しては、私の見方は、「よくやった!」
の一言です。二人とも very lucky ですよ。なにも難しく考え
ることはないのです。理由はあとで言います。

日本の産業も市場も空洞化で「困った、困った」といってます。
たった、5%前後の失業率で、「たいはんだ、たいへんだ」、と
言ってます。「日本はたいへんだ、正社員になれない」、と嘆
いています。

いずれにしても、その割には、未だ、日本の若者の大半は、
ぬるま湯で、平和な日本にいたいようです。一流企業の若手
社員までが、海外勤務を敬遠する傾向があると、どこかの
ニュースで聞いて、唖然としました。

鳥元の従業員に、もし「鳥元が日本にできたらいきますか?」
ときけば、もう全員が行きたいと言います。
中国、韓国、台湾、タイ、ベトナム、フィリッピン、マレーシア
の若者も海外志向が強いのです。

要するに、日本は、まだ恵まれ過ぎているのでしょう。
しがみつくほどにいい日本なんでしょうね、きっと。

それじゃ、いったい、いつまで、こんなノホホンとして悠長な
状態が続くと考えているのでしょうか?

ちょっと、日本を若者に関して、悲観的なことを言いましたが、
その一方で、日本人の若者達の間で、海外で活躍してみたい
という挑戦的な人も増えてきているように思います。

つまり、二極分化しつつあるのです。

なんのことはありません。鳥元の店にいると、そのことが顕著
に分かります。一般留学生はもとより、流通サービス業、IT産
業、メディア界、その他の日系企業の現地採用で、働く日本人
の若者が急増しているのです。

飛行機で、一時間強のシンガポールでは、かなり、以前から、
まるで日本にいるような感じにさせられる町並みに惹かれて、
仕事をする日本からの若者も多かったのですが、急成長の
インドネシアに魅力を感じ、日本からの若者の来イが増えて
きたのはここ数年です。ほぼ40年前、若い頃に、この国に
やってきた私としては、とても嬉しいことなんです。

そういう中で、AKBの現役の二人が、ジャカルタ留学と
なったのはこの傾向の象徴的な出来事として私は捉え
ているのです。


私が、ジャカルタの海外研修生となったいきさつを少し、紹介
します。
同期入社250人もの中から、何度か、人事部に呼ばれ、面接
を受けていました。三度目だったと思います。「あなたは海外
研修生候補です」と言われ、びっくりしました。更には、ニュー
ヨークやロンドンやパリや台北やソウルやサンパウロ、ジャカ
ルタなど次々に約10の都市の名前が上げられ、「どこがいい
ですか?」と訊かれました。

私のアマノジャクな性格のせいでしょうか、思わず、どこの
国にあるかも知らない町ジャカルタと言ってしまいました。
受けを狙ったわけではありません。あまり洒落た町には、私
は似合わないと咄嗟に判断したのです。私の前に座っていた
人事部の3、4人の皆さんは、怪訝な顔をされていました。

「変わった男だな」、と思われたに違いありません。

でも、今、振り返ってみて、あの時に、出まかせで言った自分
のその言葉のおかげで、この大好きなインドネシアに出会え
たのです。先進国では経験ができないことをたくさん経験させ
ていただいているわけです。

AKBの二人が、どういういきさつでこのジャカルタに来たかは
知りません。来たからには、雑音に惑わされずに、若さの特権
で、インドネシア人や日本人のみならず、海外からの多くの
方々と交わって、どんどん視野を広げていって欲しいですね。

また、多くの日本人の若者の刺激になるように活躍して、日本
の若者が海外に飛び出すきっかけになることを期待したいと
思います。

狭い箱庭文化の日本で、チヤホヤされるより、世界がよく見え
るジャカルタで、いろいろな経験を積み、国際感覚を身につけ
て、世界を見ながら、仕事をした方が、よほどマシだと思い
ます。

私も、入社して、まもなく、海外研修辞令だったので、その間、
同期の仲間に現場の仕事で、遅れをとるのではないか?と
いう不安もありましたが、終ってみれば、失くすものより、得る
ものの方がはるかに多かったと思います。そういうのは、本人
の考え方ひとつで、なんともなるもんです。

だから、雑音は気にせずに、この二人には頑張って欲しいの
です。

フレーフレー高城 !フレーフレー仲川!