インドネシアの親日度 鳥元の街角ウォチャーより | 南国の日の丸レストラン

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思いのままに書いています

1972年から、このインドネシアに縁ができました。


その間の出来事は、このプログでも、たびたび、紹介しましたが、世界

の中でも、特に、このインドネシアの親日度は高いと思います。


某調査機関が、以前、発表した親日度の数値が、ただでさえ親日度の

高い他のアセアン諸国の数値を上回り、アセアン諸国の中で、ダントツ

だったことも覚えています。


ジャカルタ鳥元にも、バンドン鳥元にも、たくさんのインドネシア人及び

そのファミリーがお見えになります。私が、日本人であることが分かる

と、なにか話をしたい、何か聞きたい、という顔をされているのがよく分

かります。

もともと、人なつっこい国民性に加えて、日本や日本人に親しみを感じ

ておられるからなんだと思います。

私が、話かけると、「待ってました。」、とばかりに、「日本に行ったことが

ある。」「日本は素晴らしい。」「日本に友達がいる。」「日本語ができる。」

などなどと、うれしそうに、話をされるのです。


以前にも、プログで話をしたのですが、70歳を超えるご高齢の女性の方

が、日本軍政時代を懐かしがって、 「真白き富士の気高さよ。心の強い

盾として。。。」 などと私も知らない戦時中の女性の歌を唄われた時は、

びっくりしました。目が潤んでいるようにも見えました。久しぶりに片言の

日本語を話されて、うれしかったのでしょう。


都の西北、早稲田の森に、、、と早稲田大学の校歌を歌われたインドネ

シア人のお客様にもお会いしました。


私の街角ウォチャー感覚でいうと、インドネシアの親日度は、95%を超え

ています。


とにかく、日本は嫌いとか日本人は嫌いとかいう人に会ったことがありま

せん。


人間ですから、面頭向かって嫌いだとは言えないことも確かですが、この

国の方は、見え透いたお世辞は言えないところがあるので、ほぼ額面通り

にとっていいと思います。


私は、前身時代に、30ヶ国以上の外国の土を踏んだことがありますが、

現在の国際世論を裏付けるように、概ね、どこの国でも、日本への評価が

高いことを実感してきました。


カナダのモントリオールに行った時、繊維輸入業者の社長さんが、わざわざ、

後継者の長男を呼び寄せて、インドネシアから来た私を紹介する時、「この

人の国日本との繊維ビジネスを通して、この会社は成長したのだ。日本人は

約束事をキチンと守る。」と紹介したのです。


やはり、戦後、一貫して、官民一体となって、国際貢献してきたことが認めら

れていることの証であると、素直に考えるべきだと思います。


6年ほど前に、海外青年協力隊の若い日本人にお会いしました。この青年

は、バンドン郊外の刑務所で、印刷技術を教えているということでした。

中には、極悪の罪を犯した人間もいて、「最初は、ちょっと、気持が悪かった

が、今では、技術も向上し、社会復帰に向けて、頑張っておられます。」と、

私に告白されました。


この若者も、確かに、日本国民の税金を財源に、派遣されてきたわけです。


今、日本の論調は、「浪費を止めろ。」ということで、こうやって、使命感を

もって、国の仕事をされている方まで、一杷ひとからげにして、なにか、税金

の無駄使いをやっているような言い回しが多いように思います。


無駄も多かったことは確かでしょう。


しかし、世界を敵に回していた日本が、戦後、官民一体となって、国際貢献の

ため、頑張ってきた結果が、現在のように、世界に有難がられる国になったと

いう側面を忘れてはならないと思います。


もっと、広い世界観で、ものごとを判断したいところです。