広い海、青い空
欧米客が多い日本食レストラン
先月30、31日の二日間、バリ島に行ってきました。バンドン空港からスラバヤで
乗り換え、バリに入るまで、約4時間ですが、案外、楽でした。
以前、欧米人を襲ったテロ事件で、バリへの観光が、一時、激減したのですが、
もう、バリ観光は、完全に回復しており、大盛況でした。
10年近く、バリには行っていなかったのですが、実は、この私、37年前の1972年
に、すでに、このバリ島を訪れています。その頃は、無名の観光地で、オースト
ラリア、オランダなどから、なにもない南国の楽園でのリゾートを求めて、観光
客が、ぱらりぱらりと来ていたような状況でした。 (私は、当時、語学研修のた
め、ジャカルタのインドネシア人家庭にホームスティ していました。)
カメラ片手に、あちこち、ぶらぶら散歩していると、
あの広い海辺に、ぽつんと一人、ブルーの水着を着たきれいな若い女性が、寝
そべっているのを見つけました。
よく見ると、めちゃくちゃな美人。
その頃、私も、まだ、25歳です。どきどきしながら、意を決して、近ずいていき、
MAY I TAKE A PICTURE OF YOU ? と言って、一枚、写真を撮らせてもらい
ました。
アルバムに貼っていましたが、あの写真、どこへいったのかな?
今頃になって、急に、見てみたくなりました。
自然の中のブロンズの美女。
今でも、あの光景は、まぶたに焼きついています。
まあ、青春のはかない思い出です。
オーストラリアからきた学生さんでした。下手な英語で、少し、話したのですが、
バリ島で、プリントの服など、たくさん、買って、それを大学の友達に売って、
旅費の足しにするなど、とも言っていました。
バリには、中小のアパレル工場が、意外と、多いのですが、もともと、そういう
消費があったのがアパレル産業発達の原因だと思っています。
もうひとつの原因は、もともと、観光にやって来た欧米のデザイナーの何人か
がバリ島に住みつき、創作活動をするようになったためだと思います。
欧州市場にある小さなブランド TERACOTTA、 アメリカのブランド ANIMAL
(本社フロリダ) などは、インドネシア国バリ島からの発信なんです。
そのうち、日本人デザイナーが、ここから、ファッションを発信するようなこと
が起こらないとも限りません。