最近の福祉工事 | 取手福祉サービスのブログ

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最近おこなった福祉工事の数々です。

先日、ケアカンファレンス(担当者会議)がおこなわれ、ケアマネージャーさんやホームヘルパー、地域包括支援センターの担当者たちと一緒にご利用者宅を訪問したときのこと。

ご利用者様Mさんは脳梗塞が発症し、今年の1月上旬に訪問した時にはベッドからの立ち座りやトイレへの移動や移乗も非常に困難な状況でした。その時の身体状況は今でも鮮明に記憶しています。

当時のアセスメント記録書にはこのように記されていました。
「日内変動によりベッドからの立ち上がりが困難であり、ベッド横に手すりが必要である。また1点杖を利用しているが、歩行が困難であり4点杖が必要である。」

当時、住環境整備を改善するために、4点杖やベッド周りの手すりのレンタル、また福祉工事により廊下や浴室やトイレなどへ手すりの取り付けをおこないました。
角田善政ワクワクブログ-M様福祉工事1

角田善政ワクワクブログ-M様福祉工事2


すると、次第に身体能力は少しずつ回復し、一人で入浴しようとするにまで生活意欲が向上し。

それでも入浴に関しては恐怖心があり、再び相談を受けてはシャワーいすの購入、そして広い浴室でありましたがそれに合う滑り止めマットレスをオーダーで導入しました。
角田善政ワクワクブログ-M様福祉工事3


先日、介護認定の更新により再びケアカンファレンスがおこなわれたときには、驚くほど身体能力が回復していました。

ご利用者様は、「手すりを取り付けてもらった直後、奇跡とも言えるほど体の具合が良くなった。おそらく手すりを取り付けてもらったことで自宅での生活に対する不安が取り除かれたことによって元気になったんだと思う。今では病院に行ったことすら嘘のように感じる。風呂場に滑り止めマットを入れてくれたことで入浴の転倒への不安も取り除かれた」と言っていただき、その身体能力の回復ぶりの凄さに皆で称賛し合いました。

すごく嬉しかったです。

「たかが手すり、されど手すり」

あらためてそう強く感じました。

その日の午後は、介護付有料老人ホームから連絡があり、これは福祉工事の依頼ではないのですが、トイレが詰まったということで即座に駆けつけました。ご利用者のお部屋で話を聞くと、どうやら久々に便が出たそうです。その便の量が半端なかったとのこと(笑)

驚くことに午前中にケアカンファレンスにてご一緒していたケアマネージャーさんとも施設内で遭遇しました。

今回のトイレの詰まりは手ごわかったです(笑)しかし、スポイトという器具を使って5分ほど処置をしていると、突然スポッと抜けました。

トイレ詰まりの修理完了ですチョキ
角田善政ワクワクブログ-M様福祉工事4




ところ変わって違うご利用者宅。

こちらのご利用者様も脳梗塞にて片麻痺の後遺症が残り、入院中から相談を受けていて、自宅に戻ったら玄関の上がり框を一人で上り下りし、外出できるようにしたいとの相談でした。
角田善政ワクワクブログ-Y様福祉工事1


上がり框の段差が30センチあり、理学療法士から10センチくらいの段差だったら乗り越えることができるという意見をいただき、予算と仕様によって3つのプランを作成し、契約、施工となりました。

このような福祉工事をおこなうときは、ご利用者様の身体特性や希望ももちろん重視しなければなりませんが、ご家族や介護者の希望など、生活を総合的に判断して福祉工事をおこなうことが必要であり、そのような要素を上手く考慮できるのが福祉住環境コーディネーターの役割だと感じています。だから、今回も様々な意見を取り入れて工事着工に入ることができたと思っていました。

ご自宅にはお孫さんもいて、手すりや玄関台の設置により玄関のスペースが狭くなってしまうのも嫌であるという意見がご家族から出ており、その点に関しては理学療法士の方からも考慮するように指示をいただいておりました。

片麻痺なので両側に手すりが必要であり、なるべくコストもかけないように配慮もしたつもりでした。

何度か私も片麻痺疑似体験グッズを使って片麻痺の身体特性に近い状況で歩行をしたこともあったので、麻痺側の足が若干引きずられて歩行時に幅をとってしまうことを考慮しなければならないと、私は強く思いました。

ですので、ご家族や理学療法士からは「手すり設置部分にあまり幅を取らないように」と意見をいただいておりましたが、完成した手すりにてご利用者の使い勝手が悪くて上り下りが出来なくなってしまうことを私は最重視に置くことにしたのです。

そして、経済面も考慮し、玄関台は60センチ幅の既製品を選定しました。本当は70センチ幅くらい取りたかったのですが、オーダー品になると既製品の倍以上の値段がするんです。だから、既製品を使うことに決めたのですが、この考えが私にとって未熟だったのです。

手すりの幅をご家族の方と調整をとりながら玄関台の設置位置も慎重に決めたつもりでした。玄関台をピッタリ奥側に寄せてしまうと、かなり手すり間が狭くなってしまうと思い、奥側を10センチほど空けて玄関台を設置することにしたのです。

足の踏み外しも考慮して施工したつもりだったし、いろいろなリスクをご家族に説明した上で工事に取り掛かったつもりでした。
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しかし、後日理学療法士から連絡があり、足を踏み外す可能性があり、どうしてこのような施工をしたのかということを問われ、それまでの経緯を洗い出しして説明をしました。

様々な関連職種の方々に同意を得て工事に入ったつもりでしたが、抜け目があったことは素直に反省。

ご家族からは「これで問題ないよ」と強く言われましたが、これじゃ自分が納得しないし、足を踏み外して怪我をする可能性だってあるので、オーダー品を発注し、無償で取り替えることにしました。
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無駄になってしまった既製品の玄関台は、今度うちの会社でショールームをオープンするので、以後このようなミスをしないよう教訓にして、玄関台の展示を活かしていきたいと思います。



またまたところ変わってもう1件の福祉工事。

屋外手すりの設置工事でした。

手すりの使い勝手も重視したかったので、ブロックへ手すりを取り付けたいと思いました。

しかし、ブロックは上手くいけばアンカーという部材で止められるものの、運が悪くて中身が空洞になっている場合、手すりの強度が保てません。

そこで、持ち備えている特殊な工具が活躍です。

会社で試しに施工してみました。

ブロック
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上から見ると、中身が空洞。
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そこにドリルで孔を開け。
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こちらはスリーブという材料。
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スリーブを孔に差し込んで。
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そして特殊な工具。
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特殊な工具にて液剤を注入すると、時間の経過とともに中で液剤が膨張して固まる仕組みになっているんです。
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そして、実際に施工、着工前の写真。
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写真に映っているのはいつも施工のお世話になっているイケメンのお兄さんです(笑)
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そして、完成。
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やはりブロックの中は場所によって空洞になっていて、特殊な工具が活躍しました。


これからも、喜ばれる仕事、沢山していきたいです。


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