東国山人の鳥日記 -27ページ目

東国山人の鳥日記

山人とは世捨て人のこと。世捨て老夫婦が集めた鳥たちの行動記録で、週2回程度更新します。基本スタンスは
(1)日常の中から一瞬の非日常を見つけ、シャッターを押す。
(2)ある時は科学的に、またある時は非科学的に、それでいて尤もらしく、即ちファンタジー風に。

ここは外洋で冬を過ごした鳥たちが北方の繁殖地に向かう際の中継地。岸壁に立って眺めていると、潮の流れに乗って海鳥たちが次々にやって来る。1日中いて飽きることがない。

 

最初にやって来たのはオオハム。夏羽に移行途上で、背中の模様はすっかり夏羽。

オオハムの冬羽。

これは何だろう。体形はオオハムに似ているが、背中の模様がちょっと違う。

喉の縦縞と背中の白い角斑模様が特徴のシロエリオオハム夏羽。冬羽はよく見かけるが夏羽は珍しい。

足元の海面が急に盛り上がったかと思うと、見たこともない巨大な坊主頭が妻の目の前に。吃驚して「じいちゃん」と呼ぶと、周りのじいちゃんたちが続々集まって来て、なんだこりゃあ、海坊主!

 

海坊主が「俺が怖いか」問うので、妻がとっさに「渡る世間ほどには怖くない」と答えると、恐縮して何も言わず海中に消えて行ったそうだ。

撮影場所  茨城県・波崎漁港(2016年6月)  撮影  S・植木