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東国山人の鳥日記

山人とは世捨て人のこと。世捨て老夫婦が集めた鳥たちの行動記録で、週2回程度更新します。基本スタンスは
(1)日常の中から一瞬の非日常を見つけ、シャッターを押す。
(2)ある時は科学的に、またある時は非科学的に、それでいて尤もらしく、即ちファンタジー風に。

隣家のツバメが巣立ちを迎えたようだ。わが家の小さな庭に雛が迷い込み、直ぐ後を追って親鳥が探しに来る。考えてみればツバメはスズメとともに人の生活圏を棲み処とする鳥。よくも悪くも、人の真似をして育つ。

 

(子どものジャンプ遊び)

鳥も飛ばねばペンギンで終わるが、ガキ大将たちの特訓のお陰でやがて空飛ぶツバメに育っていく。

「頑張れ頑張れ」

「あ~あ、失敗」

「頑張れ!」

 

(大人の火遊び)

人は昼間の余暇をどう過ごしているのだろう、と大人のツバメは興味津々。軒下から部屋の中を覗き込んで一部始終を学習し、時に学習の成果を実地に試してみたくなる。

雌「兄さん寄って行かない」

直ぐに引き返してきて、雄「何か用?」

雄「それではちょっと失礼して・・」

雌「あ、止めて、主人に叱られる・・」

人の行動は今や時流の赴くところ何でもあり。それは最早老人の感知するところではない。だが、何かしようとする際には軒下からツバメが覗いていないか、よく点検し、無垢な鳥に人間の変な習性を植え付けることのないよう、呉々ご注意召され。

撮影場所  東京都・葛西臨海公園(2017年8月)など   撮影  S・植木