東国山人の鳥日記 -24ページ目

東国山人の鳥日記

山人とは世捨て人のこと。世捨て老夫婦が集めた鳥たちの行動記録で、週2回程度更新します。基本スタンスは
(1)日常の中から一瞬の非日常を見つけ、シャッターを押す。
(2)ある時は科学的に、またある時は非科学的に、それでいて尤もらしく、即ちファンタジー風に。

第2臨時駐車場まで開いて市職員が誘導する。八王子城跡がこんなに注目を集めたことが嘗てあっただろうか。

 

探鳥はオリンピック競技のように人一倍努力した人だけが報われる世界。気の早い連中は深夜の1時に来て席を確保すると言う。遅れてやって来ても、道を仕切った歩道部分に三脚を立てる手はある。禁止行為なので普通の人はやらないが、自分は特別な存在と思うエリートはあまり気が咎めないらしい。

(雛たちは孵って1週間、今や成長の盛り。よく食べよく排泄する)

(突然食料が途絶えたら・・実際、昼になると状況は一変し、親鳥は雛の期待に応えられない)

(この空腹。世のエリート氏に空腹の意味が分かるだろうか)

(最早親が帰って来ても誰も口を開けない)

努力家でもエリートでもない普通人のわれわれは、巣から遠く離れたところに陣取り、あるかないかの僥倖に期待する。

(早速雄親が自分の方から傍に飛んできて、くつろぐ?、それとも心の痛みに悶える?)

(小粒だが運よく餌を見付けようだ。巣に急ぐ)

ここには理想主義を信奉する大勢の中に、根拠のないエリート意識に取り付かれた者が若干名。流石に機会平等の民主主義を語る者は1人もいない。

撮影場所  東京都・八王子城跡(2021年6月)  撮影  S・植木