(当てが外れる)
この田圃のどこかに雌を見付けたようだ。畔道からケーンと鳴いて威勢よく母衣打ち。
雌だとばかり思っていたのにサンカノゴイであったとは・・当てが外れて決まり悪そう。日本の国鳥、巨体に恐れをなし、いじけてしまったのでなければいいのだが・・
(雌に振られる)
2羽の雄が3、40m離れて対峙。鳴きと母衣(ほろ)打ちを競っている。
お互いに鳴き合い・・
母衣打ちし合う。
そこに1羽の雌が飛び出してきて、両者の間に割って入ったかと思うとそのまま姿を消した。
雌は雄たちの縄張を渡り歩いて手当たり次第に関係を持ち、そのうち最も気に入った雄の所で産卵する乱婚型と聞いていたが、噂は兎角に尾鰭が付くもの。もしかしたらこの雌は2羽の雄を品定めしていただけで、意外にお淑やかなのかも知れない。眼鏡に叶う雄に出会えなかったようだ。
雌に逃げられ空気の抜けた風船のように急速に闘志が萎む。
2羽の雄は無念の雄叫びを残し、それぞれの縄張に帰って行った。
撮影場所 千葉県・印旛沼(2017年6月)ほか 撮影 S・植木















