東国山人の鳥日記 -17ページ目

東国山人の鳥日記

山人とは世捨て人のこと。世捨て老夫婦が集めた鳥たちの行動記録で、週2回程度更新します。基本スタンスは
(1)日常の中から一瞬の非日常を見つけ、シャッターを押す。
(2)ある時は科学的に、またある時は非科学的に、それでいて尤もらしく、即ちファンタジー風に。

体長19cm、コムクドリほどの小さなシギ。波打ち際で旋回しながら小魚やプランクトンを漁っているところはまるで磯辺の小妖精を見るようだった。

それでも、雌のやることは結構過激な一妻多夫型。繁殖期が近付くと派手な姿に変身し雄たちに求愛し、番になり、生むだけ生んで後は抱卵と育雛を雄たちに任せ、早々に繁殖地の北極海沿岸を離れ南へ渡っていく、と言う。

この地に立ち寄る頃にはすっかり冬羽に変わり、消耗した体力も回復してその間の奮闘の跡は微塵も見せない。

撮影場所  千葉県・三番瀬(2015年8月)  撮影  S・植木