カヤクグリの一妻二夫。その実態はどうなのだろう。雄雌が同数とすれば、一妻二夫では繁殖期に雌の半数があぶれてしまう。その問題を解消するために、番を組む雄が平均的に1回掛け持ち雄として別の番に参加すると考えたらどうだろう。実際一妻二夫の2羽の雄には正副の序列があるそうだ。
カヤクグリは雌雄同色。この越冬地には2羽、3羽の群れと単独の計6羽が来ているが、この数字には繁殖期の一妻二夫がどう反映されているのだろうか。
(2羽のケース)
雌と正雄の組合せと考えるのが妥当なところだろう。仮に雄2羽の組合せとすれば、正雄の特権を獲得している雄がわざわざそれを放棄して雌を追い出すことになるが、それは考えにくい。そう思ってみると・・
(掛け持ち雄が抜けて和気あいあいの越冬地ライフを楽しむ2羽)
(雄に甘えておねだりする雌)
(3羽のケース)
越冬地でも3者の関係が円満に維持される組み合わせとは?人間社会に残る数少ない一妻二夫制の例では、殆どが男同士が近縁の場合とか。男が互いに反目しないことが決め手のようで、これをカヤクグリに当て嵌めると・・
(茶の間でくつろぐ兄弟)
(その間も甲斐甲斐しく働く雌。昔、小姑の多い大家族に嫁入りし、掃除、洗濯と仕事に追われた主婦を思い出す)
(単独のケース)
雄雌の帳尻を合わせるために最後に残るのは当然雌だ。
(番から解放されルンルン気分?何か侘しそう)
一妻二夫。女性なら一度は誰もが憧れて不思議でないが、果たして夢の婚姻形態と言えるかどうか。
撮影場所 神奈川県・早戸川林道(2021年1月) 撮影 S・植木











