ミズカキチドリ | 東国山人の鳥日記

東国山人の鳥日記

山人とは世捨て人のこと。世捨て老夫婦が集めた鳥たちの行動記録で、週2回程度更新します。基本スタンスは
(1)日常の中から一瞬の非日常を見つけ、シャッターを押す。
(2)ある時は科学的に、またある時は非科学的に、それでいて尤もらしく、即ちファンタジー風に。

年の瀬に、千鳥に纏わる2つの嬉しい再会があった。1つは

 

近江の海(み) 夕波千鳥 汝(な)が鳴けば 心もしのに 古(いにしへ)思ほゆ

 

柿本人麻呂は、鳥の題材が多く、やたらと枕ことばを多用する歌人と思っていたが、この歌は素人目にも傑作に思える。確かにチドリの鳴き声は、とくに心が折れた時などに聴くと、哀愁を誘う。偶然、テレビでこの歌を見た時は、あれ、どこかで聞いたような・・だが、初見は何時だろう、何処で出逢ったのだろか、思い出せない。

 
もう1つはミズカキチドリ。非常に珍しい迷鳥だ。最近三重県に出て話題になったが、その写真を見て、以前に三番瀬で撮って何鳥か分からず、お倉入りしている鳥があるのを思い出した。比較してみると実によく似ている。
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鳥に詳しい知人に見てもらったところ、ミズカキチドリに間違いなかろうとのこと。忘却の彼方に消え去るところが、一転日の目を見ることになった、と言うわけだ。

撮影場所  千葉県・ふなばし三番瀬(2013年9月)  撮影  S・植木