先日、A1000のアナログ出力を試したところ、悪くはないがTAD-D1000とは物量が違うのでちょっと物足りないという感想になった。
その後、システムの調整はだいぶ変化をしており、改めてA1000のアナログ出力を聴いてみることにした。
基本的に低域方向はD1000に比べ薄手なのは変わらないが、後方展開力や解像感は上回る感じとなった。機材の評価の難しさを感じる事案となった。先日よりはずっとましである。
ケーブルの選択などでもう少しコントロールが効きそうでもある。現在はアキュフェーズのRCAケーブルである。
アナログ出力を聴くときはUSBケーブルを抜いたほうがナチュラルである。困ったものだ。
電源はデジタル、アナログを混在させているので聞かないときはD1000の電源を落とすともう少し広がり感が出てくるが、そこまで無理をして行う必要でもない。
システムは極度にシンプルにして無駄な機材をつながないことが良いといわれるが、まあその通りである。アース共用とかパネルの振動コントロールとかそういう話でしょう。
それより衝撃的な事案が発生して困惑している。
DACのD1000の電源を落としたので、念のため、プリのC1000に接続されているD1000からのケーブルを外した。そしたら重心が下がったのだ。TADさん、どういうパネルの共振対策をしているのか。
D1000を接続したときと同じ重心にはならないが、結構下がった。たまたま当システムとの相性論でそういうバランスで均衡したのだろうが、これは意外。
これだからオーディオは面白いが、世間様に理解されないのである。
コントラスト感はちょっと弱いものの、これなら結構使えそうな感触が出てきた。電源ケーブルでコントラストをつけたい気分だが、何にすればよいかわからない。
これは原因の切り分けが難しいのだが、手持ちファイルでもストリーミングでも時折音飛びが発生する。
回線も一定の余裕があるものだとは思うのだが、切り分けをユーザー側で行うのは無理で、家電のように「ハードが悪い」でサービスにぶん投げることができるCDのメリットは大きいなと思う。
ちなみにリモコン用に買った中華タブだとAurenderのアプリでキューの曲表示で時間経過をバーメーターのように表示する部分があるが、音は出ているのにここが固まることがある。余計なアプリも入れず、リモコン用としか使っていないのに。
手持ちのスマホだと音は飛ぶことがあるが、そのようなことはない。
いろいろ細かい問題は出てくる。
何かほかにできることはないかなといろいろシステム各部を見てみる。
先日設置したグラファイトブロックを一度撤去することにした。
DAC、プリ、パワーのインシュレーターの下に敷いたものだ。
いろいろ試したが、DACとプリは外し、パワーはそのままにするとエアーが増え、低域の量感は増える。ちょっと響き過ぎかなという感じもあるが、中高域はこの方がナチュラルなので、これで様子を見てみる。
何かを変えた時、各部をリバランスするのが難しい。
で、しばらく鳴らしてDACをD1000に戻す。
勢いはあるが音が甘い。取り外したグラファイトブロックを戻すと音も戻る。
良いところもあるが、やっぱり、A1000は音が軽い。
うまくまとめられないかな。