結局、センターパネルの弊害というか、いつもの話になるのだが、改めて、キース・ジョンソン氏のトラックで、センターパネル、サイドパネルの再調整を行った。
しかし、右から左にフラットに移動せず、どうしてもセンターパネルへ一旦、奥に下がってから左に移動してしまう。
パネルが音を寄せる効果は強い。
どうも、無理なようだ。
改めて、センターパネルとサイドパネルを撤去する。
これをやると定位が左に寄ったり、低域方向の位相的違和感が発生するので、無理という事はわかっているが、改めて何とかする。
AVAAの内振り角度を調整するとセンター定位の確保の一助になることはわかっているので、この辺りを突破口としたい。
角度を内振りにすると音場全体がスピーカー間にまとまり、その影響で左に寄る定位がセンターに来る。
音場が狭くならず、定位のセンターを確保するポジションを探す。
低域方向の挙動については、先日サイドパネルをリスニングポイント左右の壁面に裏返した状態で設置したが、これが一定の効果を発揮しており、どうにかなりそうな感じもある。
問題はセンターパネルを撤去したためにフロント側からの反射の戻りが弱く、音が埃っぽい。響かない。
ポピュラーだと気にならないが、クラシックだと音が死んだ感じ。
床一面を絨毯敷きにするとこういう音になりがちだが、その感覚がある。
タイルカーペットの枚数、パターンの変更を試みるが定位が床面へ下がるだけで、無変更とした。
音場の密度がセンターは希薄な感じもある。左右はコーナーにスピーカーパネルがあるので反射があるからでしょう。
そこで、昔のセッティングに戻るが、1200ミリのパネルをフロント壁面センターに置くことにした。
音場構成は問題なし。
スピーカーセッティングの微調整を行った後にTrinnovをかけて終了。
例のトラックをかける。センターにパネルがあるので左右の移動でセンターに差し掛かると少し後ろに下がるが、センターパネル設置時の時のようにあからさまに奥に引っ込むことは無くなった。
完璧ではないが、一般の音楽試聴には影響が無いので、この辺りとしたい。