先日、アクティブスピーカーを検討しようかという話をした。
早速PSIAUDIOのA-17Mを借り出した。
ここの代理店は貸してくれる。
ツアーケースに入ったデモ機が到着したので早速開ける。イメージしていたよりサイズが小さい。
200×320×230(mm)である。
これくらい小さいとリスナーとの関係で正三角形のポジションをとることが出来そうだ。
平日の夜なので、きちんとしたセッティングも出来ず、ただ鳴らすだけだが、第一印象はよくあるヨーロッパ系のポリプロピレン系?ウーファーとソフトドームツィーターの音だなあと思った。
ちょっとバスレフ臭い感じもある。
ME1TXと比較するのは分が悪いが、しばらく通電してみる。1時間超で目が覚めてきたようだ。
解像度全開ではなく、バランス重視、疲れないが、定位はとても安定している。ニアフィールドモニターという事をだいぶ意識したつくりのように思える。これなら長時間の作業でも疲労感は少ないだろう。
しゃくれた音のしない近代化されたLS-3/5Aがあったらこうなのかなという感じでもある。
この小豆色の独特の箱も結構洒落ている。白や黒もある。
これは日本の音じゃない。日本メーカーではこのバランスは出てこない感じはある。
解像度のために無理に音を立たせていない。音が寝ていると評価する人もいるだろうが、演奏の抑揚はきちんと表現されている。
炎上しそうだが、国産スピーカーはリマスター盤、このスピーカーはオリジナル盤という感じ。
後付けの話に聞こえるかもしれないが、このメーカーはOEMメーカーだったようで、STUDERのスピーカーを作っていたらしい。日本でSTUDERのスピーカーなど売れていなかったと思うが、解像度はないが、まとまりと勢いがあるSTUDERのCDPの音を連想させるといえばさせるし、フィリップス系メカのプレーヤーが好きな人だとスッと入っていけるバランスだ。
今どききちんとメンテされたA727やA730などないだろうが、もしあればつなげてみたい。

