前回はだいぶ良いことばかりを書いたが、BISレーベルの録音を久しぶりに聞いたら中高域にエネルギーバランスが偏っている感じがある。

同レーベルはすっきり系だし、それにしてもこれは明らかにまずい。

以下のリンクの録音を聞いた時だ。

 

C.P.E. Bach: The Solo Keyboard Music Vol. 41: Keyboard Transcriptions II
Miklós Spányi

 

本当は曲名が画面に出てくるリンクを張りたいのだが、サイバーエージェントは銭ゲバだからなのか、禁止タグが多すぎるので貼るとエラーになる。

このあたりは前ブログのはてなのほうが柔軟性があったと思う。

 

 

 

そういうことで、またシステムを見直す。

各部をいろいろ見ていくと、先日リニア電源に置き換えた部位は、軒並みコトヴェールが入っている。

これは結構音が細くなるのですね。

ACアダプターからリニア電源に変えたところは、コトヴェールを外していく。

 

これでだいぶ落ち着いてきた。

一つ気になったのは、リアのAVAAは同じタップでリニア電源と給電を共用している。

AVAAはスイッチング電源なので、こちらはコトヴェールを介して給電してみる。アイソレートになるはず。

聴いてみたが、判断が難しい。

奥行きはよいが少しハイバランスか。リニア電源には介していないのに、なぜこういうキャラクタが乗るのかな?

AVAA自体は音を出さないのにね。

ノイズが反射して戻っているのか?

あちこち改善することで、コトヴェールは不要になっている感じ。

そうなるとaurender A1000に接続しているコトヴェールも外してみる。

なくても大丈夫そう。

でも低域の沈み込みを考えると、つけることにした。

アクセサリーは破れ鍋に閉じ蓋だから、何かを入れると何かを外して再評価が必要になる。手間ではある。

まあ、このフィルターは機材にはつながず、ノイズ発生源につないだほうがよいとは言われるが、各部の改善が進むにつれそのようになってきたかな。

 

これでもよいのだが、ちょっとフォーカスが甘いので、いろいろ考える。

AVAAの角度を調整したり、センターパネルの開度を少し狭めたりして、前よりややアッサリ気味だが、とりあえずまとめた。

今回はXLOのテストディスクのモノラルのトラックをしつこく使った。

もう少しエアーが欲しいが、AIMのLANケーブルがあるので、室内側はこれを用いた。

これでエネルギーバランスの再調整はできたと思う。

今度という今度こそ大丈夫とは思うが。

気持ちよく聴くことができながらも、リファレンスソースとしてストリーミングを使えるようにしたい。

その程度のことにこれだけの手間がかかる。

今回、ネットワーク環境のノイズ対策としてTOPWINGの一連の製品に40万強の費用が発生しているが、これは完全に必要経費で、ネットワークオーディオはこの40万にプラスする形でストリーマーやNASが必要ということで、ソース側だけで100万円くらいはないとダメな感じだ。

ネットワークオーディオをハードウェアのコスパで考えるとCDP比で見て、あまりよくない感じで、ストリーミングサービスの使用でソフトの購入費用が浮くので、そこで回収する感じになるのだろう。

 

しかし、ルータのノイズは本当に深刻で、こいつが巨悪だったのかと。

光で分離、二重ルータでさらに分離は必須条件だったのですね。