私は石油王とか大地主の息子ではないので、働かないとオーディオどころではないのだが、職場にオーオタがいた記憶がない。

前のブログにも書いたが、対外的には無趣味で通している。

なまじ趣味の話などして、知らない人にオーディオの話をするのは大変だから。

このブログでやっていることを説明してもドン引きされるくらいの常識は持ち合わせているつもりだ。

 

大体ルームチューニング周りの話など、オーオタでも食いつきが悪い。

泡沫ブログなのでアクセス数は気にしないが、明らかにアクセス数が多いのは特定機種のレビューの記事であって、使いこなしの記事ではない。録音やソフトの話は明らかに不人気に見える。

 

それはさておき、身の回りで音楽を聞く人がいないかといえばそういうわけではない。

皆さん、スマホでYouTube musicを標準装備のカーステに接続して十分という感じだ。

同乗して聞くこともあるが、大体Jー POPは聞かないし、カーステ特有の全体的に散漫で、ボケた感じの中に、圧縮音源特有の粒立ちのないきつめの音が流れながら、彼らは音楽の話をしてくる。

私はただただうなづくだけだった。

 

私はオーディオが好きなだけで、音楽は興味がないんだな。オーディオソースとしての音楽なんだな。

音楽知識の習得は挫折した。難しい。

生演奏とか言っても人ごみの中で下品なPAを聞いても仕方がない。金を払ってPAスピーカーを聞いても。

私の年代だと、オーディオのリファレンスソースが、ジャズクラの時代なので、そのトレンドに従っただけだ。

ただ、何十年も聞いているうちに慣れたというのが正解か。

要するに、自室の空間にピュアオーディオ的に美しい音空間が構築されればそれで十分といえばよいのか。

 

そういう意味では、部屋を美しい空間にしたいという意味では、室内に美しい植物を置いたり、アクアリウムなどをすることと変わらないのかもしれない。(その結果視覚的に小汚い部屋になったことは残念)

ある種の防衛反応というか、箱庭療法なのでしょう。