ブログをご覧になる方はわかる通り、安普請に必死にパッチを当てているわけです。
無対策で鳴らすことが可能なシステムはないのかなと思うのだが、さらに小型のスピーカーなども試したことがあるのだが、ナローだと音に飽きが来るのですね。
まず、クラシックは聞かなくなる。上下が伸びないとつまらないから。
そして鳴らしやすいありきたりのポピュラーばかり鳴らすようになり、飽きてシステムをぶん投げてしまうのかな。
その上、部屋が狭いのでサブシステムを置くスペースがない。無理して置けばメインのシステムに干渉して、メインシステムの音質劣化の原因になる。
ワイドレンジとは言わないけど、そこそこレンジが伸びて、聴きごたえがあるけど、ポン置きでバランス良く鳴ってほしいのですね。
元が悪いから、パネルも数枚でバランス良く鳴るなんて無理だし、軽くイコライザーで補正するだけでご機嫌とはならない。
全体的に壁の強度が低く、それを補うためには部屋の4面に対してぐるりと囲むような対策となってしまう。
だから対策規模が大きくなる。そうしないと、ボンついて微小レベルのフォーカスが効かず、散漫とするのだ。
イコライザーの補正範囲を超える修正が必要だから、スピーカーセッティングで極力影響を軽くしたのちに、パネルでケアをして、最後にイコライジングとなる。
バロック音楽が好きなことも事態が深刻になる原因なんだな。
モダン楽器に比べ、音量が小さく、癖のあるキャラクターの楽器なので、システムに悪いところがあると鳴らしにくい。
本当はESLを置くことができればよいのだけど、無理なので、ダイナミック型でああいう感じに鳴らしたいわけです。
今は撤去しましたが、それができないから、STAXのイヤースピーカーを使う時期が長かったわけです。
静電型がリファレンスになっている感があるのがしんどいわけです。
アナログが嫌いという発言をよくするが、ピリオド楽器のバロック音楽はデジタル録音の申し子みたいなところがある。音量が小さいからアナログ録音では録音しずらい。ノイズと音量レベルが競合する。だからハイレゾの恩恵を受けるカテゴリーでもある。だからSACDは真っ先に飛びついた。レーベル側もそう考えたレーベルが今も制作を続けている感じがする。