TAD-ME1TXにして気になっているのが、もう少し音離れをよくできないかというところだった。

能率がだいぶ低いので、それもあるとは思うのだが、この辺りはE1TXと比較するとどうかなと感じていた。

導入してもう二か月は経っているわけで、エージング起因ではないだろう。

そういうことで、もう少しセッティングを考えてみた。

 

改めてスピーカー背面壁からの位置を変えてみることにした。

低域の挙動と中高域のさっぱり感に注意をして位置を変える。せっかくの三連休なので時間がある。

というか、いつも連休だとセッティングをやっている感じがあるのだが、時間がかかるのでセッティング変更は連休となる。

インバウンドのせいで旅行に行きたくとも交通費もホテル代も異常な価格だし、それ以前に人込みは大嫌いなので旅行など行く気はない。

それはともかく、チマチマスピーカーをいじっているほうが好きなのだ。

結局、壁からの距離は97㎝になってしまった。既存の位置より11㎝前に出た。

前に出せばよいのではなく、前に出しても低域の挙動が悪くなるポイントもあるので、聴きながら調整する。

部屋が狭いのに聴感で追っていくとここまで出てしまう。だいぶ前に出てカルダスセッティングみたいになってきた。

 

ここまで出すとさすがに、後方展開と音離れが両立している感じではある。綺麗に後方展開しない録音の比率がかなり下がった。

ニアフィールドとは言わないかもしれないが、かなりニアフィールドの領域に近づいてきたので、内振り角度を軽く調整してからTrinnovをかけて終了。

中低域のディップはほぼ気にならないレベルまで抑え込まれている。

バイアンプにして、パネルをつけて、AVAAを動作させても、ここまで前に出さないとダメですか。

アンプ喰い、空間喰いですねぇ。

スピーカーはS/Nを上げる方向に行くとこういう感じになりますね。

ただ、スピーカーとリスニングポイントの関係はやや正三角形に近づいてきたので、それもあるでしょう。ただ、E1TXもそうでしたが、取説は二等辺三角形にするように書かれているのだな。現実を織り込んでそういう文章にしたのか、そう設定されている商品なのかは不明。