プレナー型も好きなスピーカーだが、これも部屋に置くことができず、悶々とするスピーカーだ。

横幅が広いのですね。

指向性が鋭いから壁との距離を離さなくて済むという考え方もあるが、ぴったりつけるわけもいかない。

また、幅が広いので、左右の距離を稼ぐこともできない。

スピーカーのセンター間で距離があれば大丈夫という考え方もあるようだが、何かすっきりしない。

QUADのESL系統はいつも欲しいなあと思いながら、諦めてしまうスピーカーだった。

ホーンの高能率ゆえの応答の良さとはまた異なるが、低能率だが応答が良いのだ。

ちょっと低域がボワーンとする感じはありますが。

 

我が家でESLを導入するのなら、低域をハイブリッドにすることで横幅を狭くできるマーティンローガンのモデルなのでしょうね。これも何度か検討したが断念した。聞いてみればハイブリッドだからおかしいという感じはない。それを突っ込まれることはメーカー自身が良くわかっているでしょう。

まあ、ハイブリッド型を買うと負けみたいなイメージが強かった。

 

プレナー型といえばもう一つある。マグネパンですね。静電型よりも安いモデルもある。

「マギー」と呼ばれ、アメリカでは大変人気のあるブランドだが、日本ではさっぱりだ。アメリカで流行れば何でも日本で流行るというわけではない。

静電型とは違うので、ああいう繊細さは出ないが、とても抜けが良い。

アメリカだとこれにマッキンをつけてブンブン鳴らすようだ。そういう音も聞いてみたい。