オーディオ評論家の高齢化とともに、既存評論家のIT知識の問題から、若手評論家への世代交代が進んでいるが、非常に残念なことにITを売りにした評論家は所詮デジタルライターであって評論家ではないという感じがある。
ITは詳しくとも、スピーカー周りの鳴らす能力に疑問があるのだ。
オーディオ評論家というのなら大型マルチシステムを転がすくらいの能力が欲しいのだが、そういう人がほとんどいない。
まあ、昔のオーディオ評論家というのはボンボンの遊びでやっていた人も多く、実家が太い人が多かった。
びっくりするような巨大企業の創業一族とかそういう人がいた。
だからこういうことができたのでしょうが、今のデジタルライターはサラリーマン上がりなのでしょう。
だから大型マルチシステムを広い部屋でドカンと組むという事はできないように見える。
ただでさえ雑誌については常に疑惑の目が向けられている中、デジタルの話以外は知識の蓄積が無いような人が評論家のふりをされるのはどうかなと思うわけだ。
そういうこともあるので、ブラウザの翻訳機能が充実している現在、日本の雑誌や出版社のサイトを当てにする必要は無くなっていると思う。