SV600を4枚使って、センターパネルもどきを作り、運用しているが、現在はリスニングポイント背面コーナーに設置しているC214を動作させるとパネルのフィンのキャラクターがだいぶ緩和される。動作帯域で見ると互いは干渉しないはずなのだが、なんだろうか。
低域と高域は互いにシーソーで動作するようなところがあるが、そういう関係だろうか。
センターに集まる定位も横に引っ張られるところがある。引っ張られるというのは一つの定位が大きくなるのではなく複数の中央に集まる定位が部屋の幅方向に適宜再配置されることだ。
何がどのように影響しているのかわからないが、良いことだ。
C214の動作感度は⁻6㏈である。左右とも同じだ。センターパネル設置前は左右の感度を聴感で合わせ、左右の差が6㏈から10㏈くらいになっていたが、そういうことも無くなったのはなぜか?
センターパネルは低域方向の左右のばらつきを吸収している?
スピーカーの左側が窓だが、掃き出し窓ではないのでポートの高さの部分は石膏ボードで、右側はクローゼットなので、ポートの部分はフラッシュドアである。こんな状態だから左右で低域方向がばらつくのは当然なのだが、センターパネルが吸音してくれるのでばらつきが緩和されたと考えるくらいでよいのか。
SV600がまだ4枚余っているので 2枚ずつにして1200㎜のサイドパネルとして再セットしてみる。
うーん。あれだけ悩んだフィンの中高域のキャラクターが激減している。つい先日まであれだけ苦しんだのになぜほぼ消え去ったのだろう。さすがにサイドまでセットすれば例のキャラクターが表に出てくるはずと思ったのだが。
大体前のセンターパネルは900㎜で、スコーカーにかからなくとも扱いが大変だったのに、今回は1200㎜でまともにスコーカーとツィーターにかかっているのに五月蠅い音がしない。
キャラクターが少なくなったのでサイドパネルの位置調整もラフでも相応に鳴ってくれる。昔みたいに一歩間違えるとヒリヒリする音が出る位置などが無い。
いろいろ考えてみる。トリノフで中低域の弱いところが強化されている。中高域も凸凹が埋まった。
コムフィルター的な部分が是正されることでフィンのキャラクターだと思っていた部分が消えたのかな。
トリノフとC214を互いに入り切りしてみたのだが、C214の方が影響が大きいように思えた。C214も感度を上げるとドンシャリ気味になる傾向がある。低域を吸い過ぎるからだろう。