そういえばパネルとAVAAの組み合わせでまだやっていないものがあった。

センターパネル以外のパネルは残して、AVAAを両サイドに設置したパターンだ。

聞いてみるとこのパターンが一見よさそうに聞こえたのだが、奥行き感が全体的に浅い。弦楽四重奏などで定位が破綻した事例が出てきたので、センターパネルをくの字型にセットするのではなく、折りたたんで普通の板として壁面に対して並行でセットしたが、フィンが前に出ていると音が引き寄せられて定位が貼りつき、奥行きが消える。

フィンを裏返して折りたたまず、二枚の板が壁面に対して並行にセットされるようにしたが、それでもパネルに音が吸い寄せられて定位が貼りつき、奥行きが消えてしまう。よってこの案は没とした。

 

パネルはスピーカーパネルだけであとはトリノフとAVAA任せのほうがよさそう。

(リスニングポイント側の定在波パネルはそのまま)ただ、もう数センチスピーカーを前に出した方が良いかも。

 

しかし、パネルにAVAAにトリノフに補正かけまくりという感じで、そこまでしないと聞けない糞部屋というのも悲しいが、整形女みたいな異常なお化けにはなっていないとは思いたい。

 

効果は確認できたので、デモ機は返却する。

さて、どうするか。

本当は現在、リスナー側に定在波パネルを三面用いているが、リスナー側の背面両コーナーにAVAAをセットして、定在波パネルが不要になるかの実験を行うことも考えていたが、パネルを三枚部屋の外へ出す上に、ラックも移動しないとコーナーにAVAAを置くのが難しかったので割愛した。