パネルも延々10年くらいいじっているのだが、もうこの辺がいっぱいいっぱいかなという感じがある。

録音のたびに何かが気になってちょこちょこいじっており、パネル型トーンコントロールというのかイコライザーと化している。

電気的制御による音場補正というアプローチがあるのだが、これについては、アキュフェーズのDG-58を以前借りたことがあった。

挿入損失感は多少あったが、プレーヤーがアキュならHS-LINKによるデジタル接続はできる。

同社製品との音色的なマッチングは取れている。操作も容易ということで、売れるだけのことはあると思った。

 

しかし、パネルを撤去してから補正をかけたらパネル有りの時と同じ音がするかと言えばそうではない。

定位はあるのだが、音に締まりがない。我が家の場合、取り扱いが面倒なことは散々ブログで書いたけれども、センターパネルがあると中低域が締まってくれるのだ。

サーロジックのパネルは反射と吸音両特性を持つので当然なのだが、部屋のボンつきにはよく効く。

石膏ボード壁の共振の問題は同社サイトでも散々触れられており、確かに効果がある。

 

 

 

 

 

 

トリノフというのがある。これもだいぶ前から輸入されており、利用者も多い。こちらは使ったことがない。

検索すると利用者の声は聞こえてくる。操作アプリを見ると業務用そのものという感じで、扱いは大変そうだ。

だから、避けていたのだが、これを聞いてみようと思った。

付き合いのある販売店に話をすると貸してくれるという。

 

ネットで見ると業務用の製品もある。一般の楽器店でも取り扱いがある。DTM製品的な感じですね。

ただ、本国のサイトを見ると民生用の製品はプリアンプ一体型の製品のみで、わが国でよく用いられているイコライザー単体型のものはもう製造中止のようだ。

付き合いのある販売店に確認すると、わが国では当分の間、民生用のイコライザー単体型のものは売り続けるようだ。だから買えないわけではない。サポートもするという。

業務用のものを入手できないのかと質問したが、商売にならないのか、わからないと答えてきた。この対応はどうかと思う。直接取引が無くとも問屋などへ問い合わせもできるだろうし、やりかたはあるでしょう。

 

どちらが良いのかなと考えた。音作りが異なるのか?

楽器店に行って触ってみればいいのだが、出不精なんだよな。業務用だと借りることできるのかな。

ネットで調べると、業務用のラインはファンレスのモデルがある。うーん、これは大きい。

民生利用だとファンは無いに越したことはない。リスニングポイント側にラックを置く構成だからなおさら。

 

面倒だから買ってしまおう。アプリの取説をダウンロードして、帰宅時の車内で読んだ。