リスニングポイントの裏は壁だが窓がついている。

これが影響しているのはわかっていた。

この際だから、採光性を犠牲にして、窓ピタシートで処理をした。

ついでにカーテンレールと定在波パネルの上部フィンを羊毛フェルトで処理した。

側面の定在波パネルも上部フィンを羊毛フェルトで処理をした。

早速聞く。高さ方向が出ているが、質感がマットすぎる。

パネルの調整を行う。

センターパネルの開度を狭め、3cm前に出し、サイドパネルを2cmリスナー側に下げ、バッソを2㎜スピーカー側に寄せた。

サイドパネルを調整して、今一だったので、センターパネルの開度を調整するたびにサイドパネルとバッソの調整を行った。

しかし、ポピュラーを聴くと、少しきつい。

再度、センターパネルの調整からやり直し。センターパネルを1㎝下げセンター定位を出し直し、バッソを4㎜スピーカー側に寄せて終了。

でも、3時間で決まったので悪くない。

ソフトの定位を予想しながら調整をするので、手間がかかる。

リスナーの背面壁の吸音を強めると、センターパネルが前に出る傾向がある。

リスニングポイントから壁の距離が近いので想像以上に背面の影響が大きい。

左右の均衡ばかり注意してきたが、前後の均衡も大切。

 

調整に用いたソフトは以下の通り。

マラン・マレ&アントワーヌ・フォルクレ:ヴィオール曲集 AE10326

ベートーヴェン:弦楽四重奏曲 Op. 74 & Op. 130 BIS2668

When in Silence of the Soul~ピアノ作品集  EUDSACD2303

Rendezvous 渡辺貞夫 9 60371-2

MAISHA 渡辺貞夫 32XD-4