昔使った機種の話をしているが、パイオニアのPD-5000を使っていた記憶を思い出したので記す。
他の文章でも書いたが、当時のソニー系のプレーヤーの音がちょっとコントラストが強すぎる感じで苦手だったので、ソニーのCDプレーヤー全盛の時代でありながらそれ以外のものから選ぶことが多かった。
あの頃使ったソニー系プレーヤーは333ESJくらいだろうか、X7ESD辺りの音が一番きつくて苦手だった。それ以外に自室に入れた同社製プレーヤーはSCD-1やSCD-DR1くらいだ。
PD-5000は物量投入機で、当時の世相を表した機種だ。コンデンサにもわざわざ丁寧に銅箔テープまで巻いてあった。
しかし、面白いもので、これでもかというくらいの物量投入機ではあるが、厚手で低重心の音ではなく品位は高く音数も多いが、少し腰高なすっきり系だった。
凄い機種ではあったが、なぜか、当時の同社の高級ブランドであるエクスクルーシヴからはCDプレーヤーは出てこないで同ブランドはクローズされ、TADになってからやっと600番が出てきたのは不思議である。何があったのだろうと思う。