君は知らない。

どれ程僕らが、君を大切に想っているのか

愛しているのかを。




 
前編


中編


初めていらした方は、前編からお読みください。
いきなりこの最終話から読むと、おそらく意味が分からないです(笑)  すみません。





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話は、あの日に遡ります。





ジミンがデートに誘った日、

ドアの隙間から

二人の会話を聞いてしまったホビ。









考え、悩んだ末に

敏腕マネヒョンから、ジミンの休暇と

プライベートジェットの稼働日を、



そして、その行き先を聞き出しました。








チャマナ・・あの島に行くのか。



俺達の自由の島は、愛の島だ。

遥か遠い昔、ある国の王子が美しい村娘に

永遠を誓った伝説がある。




チャマナは・・本気なんだな。











「ホビヒョン、

    ボク、好きな娘ができたんです🐤イエローハーツ






パリで言ってたもんな。


けど、この大事な時期に、

もしメディアに嗅ぎ付けられたら・・・






弟が可愛くて、心配で仕方がないホビは

ナムジュンに相談しました。






ナムジュナー、どう思う?

僕に何かできることがあるだろうか。











賢いナムジュンのこと。

すぐにホビの不安を察知します。





よし、念のためこっそり俺達も行こう。

何かあっても

俺達も島にいれば、二人を守れる。


ホビ、大丈夫だ。

俺達がいれば、何とかなるさ。









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同時刻。

もう一人、デートのお誘いを見聞きしていた

このお方。









そうです。ヒョンの中のヒョン、

ソクジン兄さんです。




ジンヒョンは、半分ふざけながらも

半分は心配をして、

ある男にビデオ通話をかけました。







音符ルンルン音符ルンルン音符ルンルン音符ルンルンルンルン







「もしもし。」








お?

もしもし、ユンギヤー!

お前の大好きなソクジンヒョンだよぉー




ヤー! 
ちょっとこれは ビッグNEWS だよー


聞きたい??

聞きたくない??







「・・・・何事ですか?ヒョン。」






ヤー、聞いて驚くなよ。



さっき練習室で、

ジミナがお前のあの娘を口説いてたぞ!


この休暇に、どこかに連れていくつもりだ。








おそらく2人っきりだぞ。


俺がマネヒョンに確認したら

ジミナの休暇は、明日から3日間。


 これは・・泊まりの可能性もあるかもなぁ。









今はまだこういう感じで、ハート半分。


多分、ジミナの片思いだけど、

2人っきりで旅行なんて行ったら・・








「・・・・・・」










あっという間に両想い!



ユンギヤー、 ここは勝負に出ないと

マズいんじゃないのかー (笑)







「・・・・なるほど。」







ビデオ通話の相手は、パリのユンギさん。


ジンヒョンからの密告を受けて

静かに考え込みます。










「・・・ヒョン、ありがとう。

ちょっと考えて・・・作戦立てて

また連絡します。」






プツッ。

ユンギさんは通話を切断しました。




ジンヒョンには強がって、冷静を装い、

クールに返答したものの・・





ため息が止まりません。











はぁ。

あいつ・・・

だから、パリの前に居酒屋に呼んだのに。
 






結局、素直になれない俺は

あいつが俺を絶対好きだという確証が欲しくって、

告白のタイミングをいつも探してるんだ。



あの日も、その好機は来ずに

緊張して酔いだけが早く回った。


あいつを、ずっと前から見ているのに

また好きだと伝えられなかった。




もしフラれたら、二度と逢えなくなる。

怖いのかもな。誰かの人生を背負うのが。




こんなことになるなら

場所とか雰囲気とか気にせず早く告白して

既成事実を作れば良かった。





はぁ。

ジミナには、そんなに気を許してるのか。

俺はあいつの何なんだ・・🔥불타오르네)













弱ったな。

苛立ちも後悔も、ここじゃ役に立たない。


これだけ距離と時差があると、どうにも・・














お?













ピコーン電球電球電球!!!



賢いユンギは、すべての豆知識、うんちく

その他、諸々の頭脳とツテを使って

作戦を考え出しました。







まず一つ、
マネヒョンにジミナの行き先を聞き出す。



そして二つ、
自分も明日の帰国便を変更し、
すぐ後を追いかけられるスケジュール調整をする。



最後に三つ、
ジミナを制するには・・

彼を最もよくわかっている
あいつらの力が必要だ。















ユンギは、あの日以来数年ぶりとなる

長いメールをテヒョンとジョングクに送り、

助けを求めたのでした。







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そして、時間軸は

パンPDの所有する島へ戻ります。







作戦通り、

テヒョンとジョングクを召集したユンギは









いいか、テヒョン、

よく聞いてくれ。



ついこの前、彼女は俺に

「最近疲れてて、ゆっくりしたいです。」

って言ったんだ。



彼女はジミンだけじゃなく

バンタン全員にとって大事なアミだから、

この島で静養させてやりたい。



一人で考えたいこともあるだろう。

俺達が周りで騒げば、気を遣わせてしまう。


女の子だから、怪我などあってはいけない。

俺達の手で、安全に明日まで彼女を守ろう。




しかし!

俺は、皆の夕飯作りが忙しくて

食材の準備から手が離せない。


お前は生まれつきのナイトだから

分かるだろう? テヒョン。

お前にしか頼めないんだ。



俺が合図を出したら、ジョングギと共に

ジミナを連れていけ。












シュガヒョン、さすがジェントルだなぁ💜

分かりましたニコニコ

ジョングギと2人でジミナを呼んで遊びます。
素直なテヒョンは、ユンギの主張を信じている。










何かよくわからないけど、テヒョンイと

ジミニヒョンと遊ぶぞーー!!キラキラ
テヒョンの上を行く、素直で可愛いジョングク























ヤー!  ユンギヤー (笑)  

よく全て調整してきたな。感心するよ。



今回はマジで焦っただろう?

そして、全てヒョンのおかげだろう?


このヒョンからのプレゼントに、

お前が何をもって応えてくれるのか

今後の楽しみができたなぁ(笑)























いやぁー、最高だな、ナムジュナー!
(ジミナはどこだ?  マスコミはいないか?)



来て良かったな!ホビ。

でも俺は本を読みたいんだが・・(笑)
(何で? テヒョンとジョングクがいるんだ?)
























よし。全て、上手くいった。



ジミナ。

俺は大邱のマクチャン王になる男だ。

お前には、まだ簡単には負けない。



更に10年後もっといい男になれるかどうか

帰国してからまた勝負だな。(笑)












そんなこんなで・・・










なんだよ、せっかく2人きりで・・・


カッコ良く告白しようと・・・ブツブツ。





一体どうやったら

全員集まるんだよぉ🐥💢







ヒヨコのお口でプリプリ怒る可愛いジミナ。



けれど、

ユンギヒョンとジンヒョンの

美味しい手作り夕飯で皆、仲直りハート
















日頃、忙しく世界を飛び回る間に

束の間の休息と笑顔を取り戻し、


七人の堅い絆と、互いを思いやる心を

確認し合えた、美しい島の夜でした ブルーハーツ






おわり 













一つだけ。。



トリ、あれからずーっと放置
( ;∀;)!

2時間ドラマ書いてるみたいで、伏線回収が楽しかったです!






皆様、いつもお読みいただき、
ありがとうございますウインク


ではでは~、またね☆







トリが、二人の至宝の間で揺れ続ける理由


初めてテヒョンに抱きしめられた朝


スパダリは、何をやらせてもすごいの☆


ユンギの腕の中で、本気の恋しませんか


いやいやジミナのここ、空いてますよ!






素敵な画像をお借りしました。
ありがとうございます。