あなたと、旅に出たい。
誰も知らない、どこか遠い場所へ。


前編


前編からお読みくださると、諸々楽しめます!







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ジミンちゃんの久しぶりの休暇に


誘ってもらえたことが嬉しくて


私も休暇を取りました。








とは言え、
プライベートジェットに乗るとは


ちょっと驚いたけれど。



















飛行機から降りると、白亜の世界。

光輝く旧市街に、目を奪われました。






ジミンちゃんが

細く綺麗な手を差し出して、




さぁ、行きましょう!




でも、誰かに見られたら・・





ここなら大丈夫。


パンPDの所有する島だから。



僕やメンバーが

自由に好きなことができるように

見つけてくれた秘密の場所なんです。



私有地だから、
住人も雇った方々なので、安心です。




ジミンちゃんが嬉しそうに教えてくれます。



私は安心して彼の手をとり、

秘密の島へ繰り出しました。

















やわらかにそよぐ風。

美しい街並みを眺めながら、

彼と手を繋いで歩きます。

















途中でボラへなお花を発見。

ジミンちゃんが花を摘んで、

私の髪にさしてくれました。





ありがとう。



ふふ、可愛いです☆












この島には、ほとんど人がいません。

風の音と、遠くで聴こえる鳥の声だけ。



バンタンがのんびりできる場所。

とても素敵です。



七人でこっそり来て、

キャンプしたこともあるんだとか。















しばらく歩くと、急に視界が開けて、











透き通る、深いブルーの海が見えました。










浜辺に座ると、可愛い猫がジミナの足下へ。
















素敵でしょ?

前から、ここに連れて来たかったんだ。



ここなら2人でのんびりできる。

マスクも帽子もいらない。

ずっと見つめ合える。



もっと近くにおいで。











私たちは時間を忘れて

美しい景色と会話を楽しみました。



細い目でニコニコ笑うジミナが眩しい。









容姿は勿論、心の美しさと、

健やかさに惚れ直してしまう。









このまま、ユンギさんのことは忘れよう。

無意識にそんな想いが脳裏に過りました。



ジミンちゃんは、私をずっと

この先もずっと、離したりしない。


いつでも真っ直ぐに好きだと言ってくれる。

黙ってパリに行ったりしない。















ねぇ、トリちゃん。

帰国したら、ボクの家に来ませんか。


もう、ずっと離れないで済むように。


いずれはほら、
テヤン先輩と奥様みたいに・・






その時、遠くから何か音が聴こえます。





ん?














ヒョーーーーーォン!







ねぇ、ヒョーーーォン!













ジミナァーーーー!!








浜辺後方のプールから現れる

ジョングクとテヒョン。



え、何で?

2人きりのはずだったのに!?


ジミンちゃんが驚いて固まっている間に、
ジョングクが長い足でズンズンやってきます。








ジミニヒョン!

これ、手伝ってくださいよ!







・・ごめん、すぐ戻るね。




ジミンちゃんは、

抱いていた猫を私に預けて

ジョングクの所へ向かいます。













ねぇ、お前。何でいるの?

テヒョンと来たの?

















これ、乗りたかったんだぁキラキラ


ジョングギ、ねぇ、何で。テヒョンは?




















やっぱりこの島は最高だねー 爆笑
ジミニヒョン!


もーーー何でだヨーー🐥💢









2人きりのビーチだったはずが、

あれよ、あれよと言う間にマンネ勢揃い。



呆気にとられる彼女を残して、

ジョングクに付き合わされるジミン。







その様子を、

離れたプールから眺めてほくそ笑む

髪をバッサリ切ったこの人が言いました。













・・・ジョングク、テヒョン

よくやった。


作戦通りだな、フッ。





最終話へつづく







あなたは、どんな告白をされたいですか?



「今なら君と、並んで歩ける気がするんだ」



「一歩ずつでいい、僕のところへおいで」



「君は僕を溶かす、最初の女性みたいだ」



「どうすりゃいい。誰にも渡したくない」



「君のことを知りたい、全てになりたい」 






素敵な画像をお借りしました。
ありがとうございます。