昨日のNHKプロフェッショナルは
【スタジオジブリの映画監督宮崎駿はいかに
「君たちはどう生きるのか」を作り上げていったか
知られざる2399日ただひとつの記録です
あの名作の秘話も】という内容．．．長い
宮崎監督と高畑勲監督との出会いから
作品に与えた影響や引退宣言の裏側、
彼の死後の心の動きと作品への向き合い方
最新作「君たちはどう生きるのか」が生み出されるまでの苦労
が何年にもわたる丁寧な密着取材だからこそわかる
監督の心の内（もちろん全てではないとしても）
垣間見える、天才の苦悩
印象的だった言葉は
「仕事のし過ぎで（気が）おかしくなるっていうのは誉れだと思っていたけど、自分がなってみると面白くないね」
来る日も来る日も鉛筆を握って1コマ1コマ手直しする
こんな作業を、こんな毎日を送っているんだという驚きと
その厳しい姿勢、アニメ映画との真摯な向き合い方に
プロフェッショナルという言葉こそがぴったり
そんな彼の息抜きのひとつが自宅の庭で薪を割る事
薪ストーブの暖房に欠かせない薪を作ることは
生きるために必要な作業であり、自分と向き合う時間
ある時は、薪を割りながら
「これが割れたら作品が出来る!」と祈り
次の一刀で割れたら
「割れた!作品は出来る」
と本当に嬉しそうに安堵したように言う⤴
また、ある時は木の硬さが作品への道のりの難しさ
であるかのように怒りや不満を斧に込めて振り下ろす💢
考え事や仕事に煮詰まった時には身体を動かすといい
と聞きますが、まさに宮崎監督は体現していました
2時間ほどのジブリ映画一つ一つがこのように生み出されたかと思うと
尊い
仕事場の一部にしめ縄の張られた監督のブース
「祀られているというか封じられてる、出てこないで仕事しろって」
と本人もスタッフも笑っている
スタジオジブリの、アニメ界の神がここに居た
うちの娘は最新作「君たちはどう生きるか」を観に行き
誰か解説して～とLINEで呼びかけていました
長男が嚙み砕いて教えていましたが、
この番組を観た前と後とでは作品の観方が変わるのでは⁉
濃厚な時間でした
見逃し配信されたらぜひ見てくださいね
広葉樹の薪あります（有）鳥海商店