栃木の伝統和紙工芸に欠かせない柿渋のこと | 山からのメッセージブログ

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柿渋というのはご存じですか?
柿渋はまだ青い柿をつぶして発酵させて作るのですが、くさーいんです。
柿渋を塗ることで紙の表面が丈夫になることは知られています。
日経新聞の記事に柿渋が栃木の伝統和紙工芸に欠かせないとあり、びっくり。
ご紹介しますね。
栃木県伝統工芸士でもある諏訪ちひろさん。
栃木県に古くから伝わる和紙「下野しぼり」の技法をおひとりで守っておられます。
作り方は和紙に柿渋を塗り固めた皮状の型紙に和紙を挟む。
それを棒に巻き付けて床に置き、全体重をかけて足で転がす。
木製のしぼり台に据え付けておき、テコの原理を利用して潰す。

何度も何度も
この挟むから始まる一連の工程を手仕事で繰り返すことで、
独特の風合いが生まれ、伸縮性や温かみが出て味わいになる。
奈良時代に道鏡によって下野の国にもたらされた技法。
農家の一子相伝だったが、今では諏訪さんひとりが守る。
その独特の風合いをいかし、「下野人形」として知られる。
毎年、7月の第一日曜日に小山市の「思川の流しびな」行事で使われる。
これを読んで柿渋の特性を生かした使われ方だな~と感じました。
他にもいろいろ使われている柿渋。

すごいですね

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