■あらすじ
母親ダイアンとふたりで暮らすクロエは心臓病や喘息、
下半身麻痺を患い車いすの生活を送っていた。
そんな運命にも負けず大学進学を目指していたある日
新しく処方されたカプセル薬に違和感を抱いたクロエ。
ダイアンの目を盗みその詳細を調べてみると…
なんとそれは犬用の薬。
それを人間が飲むと脚が麻痺する、と知ってしまう。
私の病気はすべて母親のせいなのでは?
ダイアンに問いただそうとするも部屋に閉じ込められてしまうが
ケガを負いながらもなんとか家の外へ。
逃げている途中で知り合いの男に出会い、助けを求める。
しかしダイアンは男を殺しクロエを家に連れ戻す。
閉じ込められた地下室には待ちわびていた大学からの合格通知が隠されていた。
そして更に自分が病院から誘拐された新生児だと知る。
ダイアンは生後間もなく死んでしまった我が子の代わりに
誘拐した新生児を自分の子として育てていたのだ。
「愛している、すべてはあなたの為」というダイアンに
「嘘だ全部自分の為だ、ママは私に毒を与えた」と
責めるとダイアンは表情を変え煮詰めた謎の液体を
クロエに注射しようとする。
なんとか奥の小部屋に立てこもったクロエ。
そこには無数の薬瓶が並んでおり、その中の硫酸を手にした
クロエはそれを一気に飲みほした。
吐血するクロエに悲鳴をあげ狼狽するダイアン。
狙い通り家から出て病院に運ばれたクロエだったが
ダイアンが病室から連れ出してしまう。
追って来る警備員から逃れようとするダイアン。
しかし押しても車椅子が何故か動かない…
見るとクロエが足を床につき踏ん張っていた。
薬を飲んだふり、を続けていたクロエの足は少しづつ
動くようになっていたのだ。
「ママがいなくても生きていける」そう告げるクロエに
「そんなはずはない」というダイアン。
ダイアンは警備員に撃たれ高い階段から転げ落ちた。
7年後。
杖を突いて歩けるようになったクロエはダイアンのいる
刑務所を訪れていた。
実の両親との日常、結婚した夫の話、歩き始めた子供の話…
などをベッドに横たわるダイアンに向かい穏やかに語るクロエ。
そして口の中に隠していたラップに包んだカプセルを取り出すと
「ママ、お薬の時間よ」と微笑んだ。
ホラーじゃないのに結構怖かったーー
最近見たホラーとサスペンス系の中で一番怖かったかもw
深夜にこっそりパソコンで薬の効果を調べるクロエの後ろの
暗がりにダイアンが立ってたのが一番怖かった…
そんでクロエ頭ヨ!!
子供に毒を飲ませる母親、から逃げる話。ときいててっきり
代理ミュンヒハウゼン症候群かと思ったらちょっと違ってた。
ダイアンの本当の子供は生まれて2時間で死んでしまったから
病的に過保護になってしまった的な。
外に出すなんて危なすぎる、私の手元にずっと置いておいて
大事に育てるのよ…的な。
最初らへんのシーン、普通に仲のいい親子で何の違和感もなくて
すごくしあわせそうだったのにね…
ハラハラしたし、展開ノンストップ!て感じでおもしろかったです