久しぶりにフリーマーケットに参加したのだが、得たものはインスピレーションである。他人とのコミニケーションだけで得るのではなくて、その空間からも得られるものである。もちろんコミニケーションからのほうが解りやすくて手っ取り早い。先日読んだ本に書いてあったのが、簡単に短時間で刺激を求められるとクイックエンドルフィンが分泌される。分泌時間も短時間なので次から次へとなる。そのことが悪いわけではないのだが、ベースラインが上がってしまうので同じ刺激で満足できなくなってしまう。端的に考えるとそれを繰り返し続ければいいのだけれど、不可能に近いだろう。脳内麻薬中毒になった状態で分泌が止まれば落胆のインパクトは大きい。だから、一見効率が悪そうな事の方が健全的とのことである。一日時間を費やして売り上げや生産性がどうこうではなく、経験値とインスピレーションを得られたと考えている。帰りは酒屋でアルコールを買い込んで意気揚々とするのだが、事故渋滞と身体の疲れで気持ちは萎えてしまう。

 

 久しぶりに書斎のレイアウトを変更しようと思う。書斎でもレコードを聴きたくてオーディオを買い足したのだが設置する時間がなく放置していた。ここで問題である。オーディオが第一優先になって先に場所をとる、ではその場所に最初からあった書籍は何処に行くのか。もちろん自分の好きなものだし、読み返すかもしれない書籍達は部屋から追い出すわけには行かない。では一軍の書籍を残して二軍、三軍と押し出していく。簡単なレイアウト変更が、引っ越し作業に近い状態になってくる。ここでまた問題になってくるのが漫画の本である。基本的に一度読めば読み返すことはないし、基本的に買わないようにしている。けれど雑草のように知らない間に隙間を埋めている。大手古本ショップで買い取りはしてもらえるのだろうが、売りに行くのが面倒、売りたくない、自分の持ち物が二束三文、簡単に手放す判断はできない。とりあえず段ボールに詰めて次に進む。