独り言が多くなったと認識しているので、癖を直したいと考えている。

意識して生活する必要があるのだが、自然と吐き出させる独り言は生理現象であり、無くすことは難しい。

他人に聴かれて、相手の感情を乱すくらいならばと、オノマトメアに言い換える訓練をした結果、他人からは一歩引かれる存在となった。

言語が変わっただけで何も変わっていないことを思い知り、吐き出すことを抑制する努力をする。今も継続中なのだが、すこしは意識で我慢できることを実感している。

 独り言をなくす方法は、何も考えないことなのではないかと思う。 

けれど、つねに何かを考えて生きていきたい、思考をとめたいとは思っていない。独り言は吐き出したくない。前頭葉の問題であれば、努力でなんとかしにくいものなのだろうが、吐き出す癖を直すことはできるのではないかと思っている。どのようなシーンで吐き出されるのか、自分を観察していこうと思っている。対策を打つには要因を見つける必要がある。

 紙巻タバコを長期吸っていた過去がある。今は吸わなくなって数十年以上経っている。なぜその習慣を辞めることができたのか、今では覚えていない。セラピー本を読んだような気がしているのだが。

いざとなれば、独り言をなくす本を探してみるのも一つの対策だと思う。

 日々意識しながら、オノマトメアが吐き出されそうになったときに我慢して踏みとどまる。全部を止めることは出来ないけれど、少しは我慢できるようになったことは小さな成長である。

 先日読んだ本に、背中をおされる文章があった。

”自分の成長は、他人と比べるものではない、成長は少しでもかまわない、成長が少しでもあれば可能性が広がる、成長し続けていくのが人間である”

文末の表現は、私の記憶を書き出したので間違っているかもしれない。けれど差別的な意味の呼びかけではなかったと記憶している。

この本に背中を押されて、小さな成長を諦めで覆わずに日々努力していこうと思う。

しかし、自分への決心をすぐに忘れてしまう自分が悲しい。