週末に2日間の休暇がある。一般的に土日曜日のことだ。ビジネスの予定が入ることはないので、ほぼ全ての時間は自分のことにだけ使える。

 主に映画を見たり本を読んだりしているので、平日と変わりがないのだが、取れる時間枠が大きい。

映画のチラシを集めだして20年になる。映画フリークには叶わないかもしれないが保存ファイルを計算して3000枚もあることになる。久しぶりに古いファイルを開くと

見たい映画が発掘されるというわけで、今日も古いファイルを開く。DVDレンタルのメインはネットレンタルを基本にしているのだが、問題は到着まで時間が掛かるので、観たい気持ちが萎えてしまうことが多い。

オンデマンドも観るが、それだと映画への接し方が少し乱暴な気がしてしまうから、せめてDVDレンタルをしている。しかも、オンデマンドはメジャーな映画が主流なので、どうしても、レンタルや購入となってしまっている。

チラシの素晴らしいところは、すべての作品に対して褒めることしか書いていないから、未鑑賞の場合はそれらすべてを素直に受けて、自分の中で傑作になるところである。興味の少ない恋愛ドラマのような映画でも、制作陣営とキャッチフレーズなどに素晴らしさを見出して興味が湧いてきてしまう。しかし見ることは少ない。時間は有限である。

 

 今日は、ハリウッドのメジャー映画を鑑賞した。

以前読んだ、作家さんのエッセイで、この映画の話題が掲載されていたので、感化されて鑑賞に至った。

92年の作品なので、リバイバルしても映画が好きな人にしか受けないだろう。

つっこみどころは満載である。

私は自分でつっこんで、自分で応答して解決している。

つまらない映画なんてないのだとよく想う。

映画のラストシーンで、怪人が武器だと思って手にとったパラソルがただのおもちゃだった演出でも、鑑賞している人によって受け取りかたは違う。

笑うシーンか、悲しむシーンか、監督の意図が正解なのだろうが、当時話題に聞いたこともないし、調べようとも思わない。

 続けて鑑賞した、話題の日本作品は私の趣味ではないので、私には響かなかった。

監督の思考がニッチなのだろう。大衆に受けようと思っていない感がなんとなく漂っているが、それでは商売として成り立たないので、中途半端な結果になるのではないかと想う。自主制作が一番純粋なのかもしれない。

 人それぞれ美的感覚が違う。価値観が違う。映画を観るとよく想う。

私の美的感覚は特異なものではなくて、一般的が基本だと思う。

美術館がこれはと思う特別展を毎回開催していることに対して、消費者として毎回回覧に行って、感銘を受けるから。