お歳暮商戦開幕
お歳暮商戦開幕…進むプライベートギフト化、ヘリ貸し切り豪華プランも
百貨店のお歳暮商戦が早くも始まった。売上高業界一の高島屋は17日、各店舗に受注センターを設置した。お歳暮は法人や仕事関係の需要が減る一方、身近な家族や知人へ贈るプライベートギフト化が進んでいる。各社は高価でも良質でこだわりのある商品や、ヘリを貸し切る豪華宿泊プランなどを用意し、消費者の嗜好(しこう)に応えようと、あの手この手を尽くしている。(田村龍彦)
≪ぜいたくを少し≫
高島屋は日本橋や新宿など全国14店舗でお歳暮の受注を始めた。業界では最も早い滑り出しだが、内野幸夫・新宿店店長は「各社のカタログを見比べた上で、お店でじっくり選びたいという人が多い」と、先陣を切って受注に乗り出した理由を説明する。
背景には以前の贈り先は法人や仕事関係が多く、贈ること自体が目的だったが、個人から個人へ贈るケースが増え、消費者が品物選びにこだわり始めたことがある。同社関東エリアでは昨年、法人向けの定番で、売上高上位の常連だった「和酒・ビール」が順位を落とす一方、「洋菓子」が1位に躍進した。
このため、新宿店では前年より約1万部多くパンフレットを作成し、カード会員に送るなど、個人客の掘り起こしを図っている。
品ぞろえについても「ぜいたく少量」ギフトとして「とらふぐ刺身」(1万500円)などを用意。景気の回復に加え、高齢者や団塊世代を意識しており、「少量でも良い物、おいしい物が食べたいというニーズに応えた」(同社)という。
≪家族で“至福”≫
お歳暮を自分や家族で楽しむというケースも増えている。ミレニアムリテイリンググループの西武百貨店とそごうは「至福の鍋」と題し、「京の湯豆腐セット」(5250円)、「氷見の海鮮と越中うどん鍋」(1万500円)などを展開、今年は前年より6種類増やした。グループ広報は「お取り寄せ感覚のお客さまが多い。お土産として購入し、年末に実家に帰って家族で鍋を囲むケースもある」と話す。
三越は「究極のパーソナルギフト」として、貸し切りヘリコプターで東京の夜景を眺めた後、レストランで食事を楽しむセットプラン(27万3000円)も売り出す予定だ。
個人の需要が増えることで、平均単価は上昇しており、各社とも前年比増の売り上げを予想している。いかに魅力ある品ぞろえで他社と差別化するかが、勝敗のカギになりそうだ。
フジサンケイビジネスアイより
すごい贅沢なお歳暮ですよねぇ。ヘリとかって。