先日、八戸市博物館で開催中の「特別展 お酒の文化史」を見て来た。
古代から楽しまれて来た「お酒」の酒蔵道具や酒器、資料などの展示をしているが、少しだけ紹介しましょう。
古事記「酒楽之歌(さけほがいのうた)」、真ん中へんの文章を今風にいえば、
山形の「くどき上手」の蔵から「ばくれん」という辛口の酒が出ていますね。ラベルも一緒です。
東の小結に 先日亡くなった八戸ゆかりの三浦哲郎氏が名を連ねています。
このような酒器などの展示も様々、コンプラ瓶と鎧徳利が欲しい!
最近これに入った赤ちゃんは見かけませんな~。
11月7日(日)まで開催です。4日は休館です。大人300円。

こちらは、八戸南部家文書「山海名産図会」の中の酒造りのページ。

この御酒を醸した人は、その鼓を臼のそばに置いて、歌いながら醸したからか、舞いながら醸したからか、このお酒はこのお酒は、なんともとても愉快だ。さあさあ。
見ると、神功皇后と、応神天皇をだっこした武内宿弥とが描かれています。応神天皇(赤ちゃん)が無事かえって来たので、武内宿弥に代わりに呑んで歌いなさいと神功皇后が言っているようです。
こちら歌麿さんの美女がワイングラスでお酒を呑んでいます。
教訓 親の目鏡「ばくれん」とあります。
「ばくれん」という言葉は「じゃじゃうま娘」とでも訳せばいいのでしょうか? 右手にグラスぐいぐい。左手に蟹ですよ~。
気になるのは、どう見ても右のオッパイ丸出しのような・・・?

こちらは「酒興教訓草」という絵ですが、酒を呑んだらこうなる。
泣き上戸や、笑い上戸、踊る、わめく、喧嘩などなど・・・・。

こちらは、雑誌「酒」の編集部佐々木久子が昭和44年につくった「文壇酒徒番付」
当時の蒼々たるメンバーが名を連ねている。

酒豪だったんですね。
面白いのが、ノーメヌ賞 川端康成、呑めなかったんですかね?
意外賞 野坂昭如ってのも、どう意外なんでしょう?
残念賞 三島由紀夫というのも、何が残念だったのでしょう?
気になります。


本日のおまけ、常設展の民具のコーナーにあった「えんつこ」。
中に入った赤ちゃん、どっかでお見かけしたような・・・・。

それではまた~(=^エ^=)V