本質を極める | アル語録

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【本質を極める】

中国武術では名人・達人がたくさん輩出されている。
その中の一人に王向斉という人物がいる。

王向斉老師はかつて中国で国手として認められ、中国武術界にその名を轟かせた大成拳創始者であり、武術の天才だった。

大成拳を今日の中国では意拳と呼ばれ、日本では太氣至誠拳法と呼ばれている。

大成拳のことはまた後日に譲るとして、王向斉老師の逸話の一つ。

王向斉老師の師匠は郭雲深と言って

『半歩崩拳、あまねく天下を打つ』

と賞賛される形意拳の達人だった。

王老師は郭雲深の晩年最後の弟子にあたる。

中国武術では站椿功(タントウコウ)と呼ばれる鍛錬法があり、武術を行う上で土台であり骨子になるもの。

少年時代の王老師は郭雲深に弟子入りして、站椿功しか教えてもらえず、ひたすら言われるままに行っていた。

王少年は周りの兄弟子達がどんどん技を教えてもらっているのに郭老師は自分に技を教えてくれないので、ある時に兄弟子に技を教えてもらおうとした。

それを郭老師に見られて
『おまえの師匠は誰だ!』
と叱責され、再び站椿功をひたすらやらされた。

ただこの部分だけを聞くと単なるイジメに見えるが、郭雲深は王向斉という人物が最後の弟子だからこそ、自分の集大成を伝えるべく重要なベースを練る站椿功を中心に叩き込んだ。

また郭雲深は王少年が天才であることを見抜いていて、技よりも大切なものを教えていこうとされ、その後成長した王老師はいろんなところに出向き武術修行を経たが、王老師は大成拳を創始した時に技よりも站椿功を重要視して、今日の意拳や太氣拳へと受け継がれている。

王老師はきっと站椿功がしっかり自分のものに出来ていたからこそ常に軸に戻れて、站椿功がすべてを網羅していることに気づいて継承されたのかと思う。

技や方法、やり方は無数にいくらでもあるかもしれないしそれも大切だけど、今柔術を指導したり、メカニズムを話したりしてる中でやはり郭雲深老師や王向斉老師のように本質を伝えたい。

これが人生最後として、この世に残す一つでありたい((o(^∇^)o))


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