山形発地域ドラマ「私の青おに」 | 寅月

寅月

(^O^)/

脚本 - 相沢友子  演出 - 倉崎憲  
                            配役
山形出身の人気作家 結城 一也 40歳:眞島秀和
「岩倉書房」の社長兼編集長
竹本:嶋田久作。
浜田広介記念館の学芸員森岡 広太 25歳:中島 歩


辻村 莉子 27
歳  - 村川絵梨(高校時代:金井美樹)  夏目 文香 - 木南晴夏(高校時代:上白石萌歌)
 
莉子と文香の同級生内田琴美: 馬場園梓(高校時代:白鳥羽純)




■高校生 
教室を仕切っていた内田琴美は辻村莉子を弄ぶ。
夏目文香の助力を得た莉子だったが、促されるままに文香から離れる。


■27歳 
 高畠町の町興しのひとつに 「泣いた赤鬼」の続編の出版が企画され、岩倉書房社員辻村莉子が扱う事となった。  高畠町 10年ぶりの文香に・・・
 





夏目 文香】
あのね 貴腐ワインって わざと収穫しないで摘み残したブドウで作るの。
  
 その葡萄は旬を過ぎて 黴に覆われて
 干し葡萄みたいに萎びていくんだけど 
              中の果汁はね どんどん甘みを増して 特別な香りを放つようになるんだよ。
 
 わたし普通のワインより貴腐ワインの方が好きだな
長い時間をかけて 熟成したからこそ生まれる深い味わいがあるから。

止まってたんじゃない。
辻村さんの時間は止まってたんじゃなくて 熟成してたんじゃないかな
・・・

                なんて訳わかんないか








   電話 
結城「 気をつけてな じゃぁ」
莉子「 あ 待って 友達がねワイン作ってるの・・         中略・・
    一緒に飲もうよ  聞いてほしいことが いっぱいあるの 」
 
電話 結城「うん  」

                              end

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
 職場に成り行きを説明するお土産のワインと見えてたのに 結城 一也を先行させる機敏('-^*)
女性のしなやかな強さが印象されるおはなしでした。

高畠町でつくられた高校生時の鏡像があってなお、結城 一也との関係。
竹本との結びつきも同性のそれとは違うように思えてきます。

 尺度とは別の実際に反応できる女性という在り方
ヒメに虚 ヒコに実(義を用いての
実って狭量。 一方 虚には広がりが・・・

 莉子、文香と泣いた赤鬼と青鬼が描かれたわけだけど、
内田琴美やその周辺にも物語が見れそうな気がしました。