![元 十四世紀 剔犀如意雲紋円盒](https://stat.ameba.jp/user_images/20150919/09/toratsuki/a8/29/j/t02200113_0391020013428922132.jpg?caw=800)
黒漆を、器胎に何回も塗り重ね、堅い漆の層をつくる。
その塗り重ねは数百回に及ぶ。
その玉のような硬質の層に、冴い刀で文様を掘り起こす
この技法を彫漆ともいう。
・・・
鎌倉時代にもたらされた。
仏教の伝来とはこのような工芸技術までも輸入すること
![鎌倉彫 飾皿 鯉 尺一寸](https://stat.ameba.jp/user_images/20150919/09/toratsuki/e5/a3/j/t02200188_0325027813428925477.jpg?caw=800)
■ 模倣彫漆が生まれる。
鎌倉物と呼ばれ、のちの鎌倉彫。
木胎の器に彫刻をし、それに漆を塗るというもの
灰野昭郎著 日本の意匠 蒔絵を楽しむ
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
![黒翡翠](https://stat.ameba.jp/user_images/20150919/09/toratsuki/8a/f5/j/t02200230_0292030513428942875.jpg?caw=800)
http://shunsui-hisui.com/?p=18003
漆を玉(翡翠)に見立てるのが彫漆なのでしょう。
写真で見ても翡翠に見えないけど
実物なら見えるのかもしれない。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20150919/10/toratsuki/24/46/j/t02200168_0383029313428963226.jpg?caw=800)
翡翠赤、初めてみたけど これは堆朱に似てる
意外だった。
味わいって 見る順番で決まってしまうらしい